D&Dの版元でありますWizards社が、『D&D NEXT』については英語版のみを販売し、翻訳版のライセンスは発行しないという決定をしました。
こちらについて売れないだ!とか言っている人が居たので、TRPG以外で翻訳出版に関わった経験のある自分の私見と、Wizards社の意図を推測している人の意見を併記します。
翻訳出版の場合、“基本”的にライセンス保有側になんらかの費用が発生するという話にはなりません。翻訳した書籍を販売する、“版権”というものを翻訳した書籍を販売したい出版社側に販売し、翻訳した書籍を販売したい出版社側で自力で翻訳及び出版をするという形態になります。そのため、翻訳書を発行する側はある程度の部数が出るような書籍でなければ赤字になるので、翻訳書を出さないというわけです。
そのため、“基本”の流れであれば、“翻訳版のライセンスは発行しない”というのは売れる、売れないとは別の次元の話になります。では、それはどうしてか?について、Wizards社の意図を推測している人が居たので、以下に記載します。
M:tGはWotCが翻訳や環境整備を行なって販売を各国の代理店に委託する仕組みだったはずなので、Nextの方針は社内スタンダードに合わせてみた動きとも邪推できるですぅ。 #DnDj #TRPG
— ぱらでぃん (@nekohaus) 2014, 7月 2
M:tGはWotCが翻訳や環境整備を行なって販売を各国の代理店に委託する仕組みだったはずなので、Nextの方針は社内スタンダードに合わせてみた動きとも邪推できるですぅ。 #DnDj #TRPG
— ぱらでぃん (@nekohaus) 2014, 7月 2
今までWizards社はD&Dに関してライセンスを発行して外部に翻訳を任せていたのを、社内スタンダードに合わせるためにWizards社自身で翻訳し、翻訳書の販売を代理的に委託するということです。つまり、今回の情報だけだと、『日本語版D&D Nextは遊べないのか!』と思うかもしれませんが、それはまだ確定した情報ではないですよってことです。
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