2015年1月25日日曜日

六門世界2eエリュシオンレポート6『バブリーズ』

レギュレーションや挑戦メンバー

冒険の概要

 前回泥縄が効果を奏し、楽勝街道を驀進した一行。タージケントにて次の定期便を待つ1週間はひたすらレインは消耗具の作成、ベアトリクス、シオンは各々の技術の研鑽に勤しむ毎日なのであった(=生活技能失敗のロール)。また、一行が前回のクエストで石柱を落とした影響で新たなエリアが開放されたらしい。その名も庭園エリア。そして、一行に依頼されたクエストは庭園エリアの北部に存在する塔の調査であった。どんな依頼でもいつもとやることは変わらないと、一行は張り切って空中庭園に向かうのであった。

シオン「というわけでサモナー4レベルになったんで同時召喚できるけど、前線を盤石にするのと、搦め手の対応力アップだとどっちがいい?」
レイン・ベアトリクス「搦め手で(即答)」
シオン「うぃ〜」

 というわけで、《ウルフ》のロボというワンアタッカーから《ペガサス》のシルフィード、《ハーピィ》のシルフェリアという空中エリア対策メンバーへ陣形を変更し、庭園エリアの探索を開始する一行。

 《昔からある場所》では魔属性持ちのレインとシオンが悶絶しつつ探索を続け、そんなこんなで庭園エリア最初の塔に到着し、恒例の守護者との対決と相成る。初戦は再生怪人ならぬ《這いずるもの》と新顔の《ストーム・ナイト》!

 とは言っても《這いずるもの》は所詮は再生怪人、新顔の《ストーム・ナイト》も優秀なウォリアー/ナイトのような敵で特に苦戦せずに撃破と相成る。続いての2戦目は全員新顔の《バールゼフォン》と《レッドキャップの剣士》と《レッドキャップの狩人》

《バールゼフォン》と言えば、これ!

じゃなくて…これ?

 《バールゼフォン》は今までの守護者と異なりMサイズと敵としては小さい。しかもチート級の能力もなく、味方の能力をアップする支援型。しかし、前衛にレッドキャップたちを配置し殴ればLLサイズも真っ青の160点ダメを叩き出す! しかし、1体1体が弱いのが一行の相手としては仇となった。一列に並んだ相手には滅法強いのがレインの《爆砕華》である。《ハーピィ》のシルフェリアの《ヘイスト》からのダブル《爆砕華》に、擬似スペル枠で強引に発動するシオンの《クラック》が重なれば敵の陣形は崩壊。そこから巻き返すことは叶わず、最初の塔を無事陥落させる。

 続いて、第二の塔では他のものに既に陥落されており、最後の第三の塔も第一階層には《這いずるもの》、レッドキャップたちの死体だけといった状態。

レイン「ちょっと! 財宝剥げないじゃない!!!」

 といった具合にお金にガメツイ厳しいレインさんはご立腹の有様。しかし、第二階層に上がってみると、そこには銃殺刑にされるであろう敵前逃亡をする雑魚オヴ雑魚のクレイジー・ズーの面々の姿が!

ポーキュパイン「グッドタイミング! 後はよろしくお願いしますよ!」

 それを聞いたレインとシオンが下のような顔をしたのは言うまでもない。

 そんな顔をしていると雑魚オヴ雑魚を撤退させたこの塔の守護者《ルビカンテ》と《バーゲスト》が襲いかかって来た!!

シオン「ゲー!? 《ルビカンテ》って一人で180点ダメとか叩き出すんだけどーーー!」
ベアトリクス「騎士として一騎打ち!と言いたいところですが、次回にしましょう…」
レイン「とは言ってもリミット8だと《ルビカンテ》か《バーゲスト》しか前に出て来ないわね」

 そう、その通りなのである!! ここはリミット10にすべきだったんジャマイカ? そして、実はこういう正統派系が一番苦戦するということが分かった。《◎衝撃の盾》のためダメージがなかなか通らないわ、防護点高いわ、ガード回数も多いわ、ダメージも180点だわと《ルビカンテ》一人に大苦戦。とは言ってもバブリーな一行は180点ダメージに《ホムンクルス・アリアオロ》の《フォッグ》、防護点&ガードには《ハーピィ》のシルフェリアの《ヘイスト》からのベアトリクスのダブル《◎強打》という具合に対抗する。そしてお互いの超火力のぶつかり合いはバブリーではない持久力の劣る《ルビカンテ》の敗北で幕を閉じたのであった。

 さて、メインはこんな感じでいつも通りの楽勝街道。一方のサブはと言うと《カジノ》にて…。

レイン「お金に困ってないからパース」
ベアトリクス「ですね」
インキュバス「Bランク魔法工芸品も出ますよ?(美形フラッシュ面で)」
レイン「えっ!? ん〜〜〜でも〜〜〜」
サキュバス「大丈夫大丈夫、ちょっと年齢が2d6歳ぐらい進むだけだから」
レイン「えっ!? ダメっ! ゼッタイ!!」
インキュバス「それは残念…」
サキュバス「あなたはどうかしら?」
シオン「別にきょうm———」
レイン「コイツがやります!!(断言)」
シオン「ちょwおまwww自分でやれし」
レイン「男と女は年齢の意味が違うのよ!!(断言)」

 ってな感じでインキュバス、サキュバスもドン引きするレインの剣幕にシオンもタジタジである。とはいえシオン自身もBランク魔法工芸品が欲しいし、年齢+2d6分されるのも気にしないので、カジノに参加してみると…。

シオン「(コロコロ)…おっ低い、この出目は判定で出て欲しい…」
レイン「いくつ、いくつ?」
シオン「4」
ベアトリクス「4だと4歳若返って、一番高い生活技能も1レベル低くなるみたいですね」
シオン「ファッ!!」

 それもその後のダイス目の影響で、娼婦・男娼/なまけもの/ものごいの生活レベルが1レベル上がる始末…。わけがわからないよ!!

 とまぁ、色々あったものの、こうして、すべてのクエストをクリアし、タージケントに無事に帰還したのであった。

2015年1月18日日曜日

六門世界2eエリュシオンレポート5『竜殺し』

レギュレーションや挑戦メンバー

冒険の概要

 さて、前回泥縄ACT3まで陥るという様相を呈した一行はタージケントで次の定期便を待つ1週間は今までよりも準備に余念がないのであった。そして、次の定期便に乗り込むため、任務を受けにキーラの元に向かえば、水路エリアで広範囲に渡って濃霧が発生しているからその原因を突き止めて排除して欲しいというもの。前回と同じ不様な真似はしないぜ!と一行は張り切って空中庭園に向かうのであった。

 もう恒例になっているいつもの陣形で水路エリアを驀進する一行。《下水道》や《坑道》が来ても購入しておいた《ライト》の封入カードを使って、行為修正マイナスなしで調査をし、金目のものを剥ぎ取る日々。そんなこんなで素材と資金も十分にあったので、見た目はあれでも威力はすごい《ストライクハンマー》を購入して、ベアトリクスの装備はほぼ完成に至る。

 一行もかなり成長しており、《巨石神殿》で空中エリアに《ソウル・スティンガー》3体が登場しても…。

レイン「装備置いてけーー!」

 と、妖怪首置いてけの変種になる有様でこの後、スタッフ一行が《シェル・スクリーン》で完封からの《爆砕華》で美味しく装備をいただきました。

 《巨石神殿》で前回苦戦した《這いずるもの》が登場しても…。

レイン「装備置いてけーー!」

 イベントで《バブル・クラブ》や《マーブル・エスカルゴ》、《バンダースナッチ》が登場しても…。

レイン「装備置いてけーー!」

 レインさん、別の言葉も話そうか?と思いつつも、《這いずるもの》はLLで別格として、脅威の割りに面倒なだけだった《バブル・クラブ》や《マーブル・エスカルゴ》、初登場の《バンダースナッチ》はIQの抵抗が低いため、《スリープ》が面白いように決まり、美味しく素材をいただいてしまう有様。

シオン「ちょれ〜www」
ベアトリクス「準備って大事ですね」

 ってな具合で一行の快進撃を止められるものはもういないのでは!? と思われていたところに登場したのが濃霧の原因となっていた《ミスト・ドラゴン》!《◇霧隠れ》によるメレー/レンジ攻撃のダメージ半減に《○魔術障壁:15》持ちで魔法ダメージもカットもでき、巨体震撼の追加攻撃で殴ってくるという敵。それも《◎高速詠唱》からの魔法詠唱という、ボスとして相応しい風格の持ち主。

 お互いに全体攻撃ダメージを《フォッグ》で凌ぎつつ、《フォッグ》が切れたらどちらかが吹っ飛ぶというデスマッチであったが、ボス級とはいえ、所詮は1体。こちらの数と金1の力の前に持久戦を挑むなど無理なのであった。というわけでスタッフ一行に素材を美味しくいただかれましたとさ。

 《ミスト・ドラゴン》を討伐し、濃霧の原因を取り除くと、そこには前々回見たのとよく似た塔が出現する。サブクエストにあるものの、選択不可だった塔の探索というクエストの達成に向けて、一行は内部に突入した。しかし、そこには骨で出来た巨人、《ネクロ・ゴーレム》が待ち受けていたのだ!!

シオン「ちょww《◇噛み裂く幽体》2はヤバいwwww」
レイン「任せて、私が《封印の札》でなんとかするわ」
ベアトリクス「私は《英雄の酒》飲んで《◎強打》を!」
シオン「《ヘイスト》するので、1ターンで倒してくだちい」

 ってな具合にリソースを大量にぶっ込み、1ターンで撃破し、事なきを得る。しかし、まだ塔の守護者は居たのだ!! その名も《カルカブリーナ》!

シオン「んー…こいつはただの脳筋だな…」
レイン「さっきのヤツより強いんじゃないの?」
シオン「強いと言えば強いかもしれないけど、それって脳筋的な強さだからなー」

 《◇噛み裂く幽体》というチート級の能力を見た後では、《◎双盾の魔力》や《○ディフェンダー:10》もただの脳筋にしか見えないのであった。とは言っても先攻で全体攻撃130、後攻で全体攻撃200という数字は1体で叩き出しているのだから、破格と言えば破格。一応取り巻きの《フロッガー・ウォリアー》がいるが、《カルカブリーナ》を前にしては霞んでしまう。

 作戦としては全体攻撃は《フォッグ》で防ぎ、《爆砕華》で取り巻きの《フロッガー・ウォリアー》を滅殺。その後は《爆砕華》と全体攻撃による力押しで、4ターンかかったものの無傷での勝利と相成った。ってか、敵からの全体攻撃ダメージが200とか言われると、《フォッグ》で防がなければ、《ウルフ》のロボは《◎とおせんぼ》しない限り、即座に吹っ飛ぶ。そのため、強敵相手の場合、リソースの切れ目が命の切れ目といった様相を呈しているので、あまり楽観視できないところである。

おまけ

 メインクエストを達成しても、しゃぶり尽くすために全地形を制覇するために探索を継続する一行はサブクエストで出現する《生命の泉》で《ルサルカ》と遭遇する。

シオン「ふむふむ、薄絹1枚しか纏っていない美女というのは人間ではなく《ルサルカ》だったんだな」
レイン「《ルサルカ》の魅力への抵抗するにはS評価らしいけど、男性は行為修正-1、女好きなら更に行為修正-1らしいよ?」
シオン「お前は何を言っているんだ?」

レイン「でもそう書いてあるしー」
シオン「デザイナーは何を言っているんだ?」

シオン「それも女好きなのに行為修正-1受けないなら性格変更しろとかムチャクチャなこと書いてやがるよ!!」
レイン「まぁ、がんばってねー」

 しかし、『事実は小説よりも奇なり』行為修正-1(〈モンスター知識〉に成功していると行為修正に+1が貰える)で振ったシオンは1,2,2,2でクリティカル成功、ベアトリクスも危なげなく成功、なのにレインは5,5,6,6でファンブルなのである。

シオン「ア—レインサンハソウイウセイヘキダッタンデスネー」

この後、めちゃめちゃ殴られたものの、こうして、すべてのクエストをクリアし、タージケントに無事に帰還したのであった。


  1. 大量の魔法補助の装飾品により追加される擬似スペル枠

  2. 《通常武器無効:30》、《魔術障壁:30》で持久戦を挑んでくるのに、効果が切れた瞬間に全員に50点の体内ダメージというクソ能力

2015年1月12日月曜日

六門世界2eエリュシオンレポート4『泥縄とはこういうことだ!!』

レギュレーションや挑戦メンバー

冒険の概要

 さて、前回、前々回とキャラクターレベル2のパーティーにキャラクターレベル4の癖に横入りしてきて、無様に敗北したクレイジー・ズーに胸がすく想いをしたまま終えいい感じで1週間を過ごした一行。前回塔の攻略をした影響で空中庭園の新しいエリアが開放されたらしく、定期便を待っている1週間はその話題で持ち切りであった。任務を受けにキーラの元に向かえば、新しく開放されたエリアに住む知的生命体の住処を見つけて来て欲しいというもので、楽勝だなと思いながら、一行は空中庭園に向かうのであった。しかし、この時、あんなことが起こるとはこの時誰一人として気付いているものはいなかったのである。

 探索は恒例の召喚カードを駆使してBPの消費を抑えつつ、ベアトリクスがロボにライドオンするいつもの陣形。初っ端の《睡蓮の森》で早速知的生命体らしきものを発見するものの、問答無用で襲いかかられる始末1

 知的生命体の《フロッガー・ウォリアー》はサイズはSと小さいものの、TCGなどではよくいる自分と同じ種族の数だけパンプアップされるという力押しには滅法強いヤツで、正面からぶつかればこちらの被害も大きかったであろうものの、戦利品は〈手業〉で剥ぐ素材ではないと来れば手加減する理由など皆無。レインの《◎消耗品の達人》をのせた《爆砕華》の前には吹き飛ぶだけの存在とあいなった。

 その後もマングローブでは組み合わせはアレなものの、性格はまともなトレジャー・シーカーと遭遇したり、遺体が倒れているので、近寄って見たら《夜陰の餓鬼》で手加減できずに死亡させてしまったものの、〈手業〉で剥ぐ素材より金貨と宝石★★の方が額としては大きかったりと、順調に探索を継続していた、そのあの時までは。

シオン「ちょれ〜www」
レイン「だね。人数少ないと辛いっていうけど、シオンの言う通り、そんなことないっぽいね」

 えぇ、そう思っていました、次の日に《地下墓地》に着くまでは。

シオン「光度が足りない…だと…!?」
ベアトリクス「ランタンの灯りでも足りないみたいね。《ライト》か《ラー》だったらペナルティないみたいだけど?」
シオン「どっちもない」
レイン「今まで必要なかったけど、帰還したら《ライト》の封入カード買っておかないとね」

 泥縄ACT1

シオン「まぁ行為修正-1がついても所詮は探索の複合判定への影響だけでしょ」

 全員そう思って、墓荒らしで金目のものを漁っていると…。

シオン「おっ、結構いいもの出たじゃん」
レイン「できればCランク工芸品かまだ半額で作れない消耗品が欲しかったかな」
ベアトリクス「ですね」
《這いずるもの》「墓荒らしさん、ちーすwww」
シオン「ん? あんたダレ?」
《這いずるもの》「自分こういうものっすww」

シオン「ちょwおまww 行為修正-1付いている状況で戦闘とかww」
レイン「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」
シオン「ちょwその脳筋思想ヤバスwww」

 それも〈モンスター知識〉の結果、これがもうヤバいなんてもんじゃないヤツで…。

シオン「《フォッグ》のある3ターン以内に勝たないとヤバいのに行為修正-1…」
レイン「じゃぁ、朝クールからだけど、本気でいくよ!」
ベアトリクス「私も《◎強打》します!」

 ってな具合で敵の全体攻撃のダメージは《ホムンクルス・アリアオロ》の《フォッグ》で打ち消し、ベアトリクスの《◎強打》にロボの《◎集団戦術》、レインの《◎消耗品の達人》をのせた《爆砕華》と決戦仕様でいくものの、いかんせん行為修正-1が地味に響き、4ターン目でなんとか《這いずるもの》を撃退に至る。殆ど手傷を負っていないものの、BPやスペル枠というリソースはほぼ空になったので、その日はそのまま《地下墓地》で一日を過ごすことに…。

 次の日、《睡蓮の森》にて《バブル・クラブ》と遭遇しても…。

レイン「地味に《○魔術障壁》持ちで水中エリアに配置されるのは嫌がらせね…」
ベアトリクス「ですね。それも《◇溶解泡》って《◇酸性雨》と違って、魔法の武具は壊れないって書いてないから魔法の武具も壊れますね、これ…」
シオン「《スリープ》が必要だったか…」
レイン「全体攻撃して来る相手への対策はあったんだけどね。帰還したら《スリープ》の封入カード買っておかないとね」

 泥縄ACT2

 とはいいつつも《◇溶解泡》も抵抗してしまえば効果消滅のため、シオンの《◎魔法結界》で対応し、防御されるとはいえそれでもメイン火力の《◎消耗品の達人》をのせた《爆砕華》で焼きガニを作っていくのであった。

 その後、《カエルの里》では《フロッガー・ウォリアー》、《ビューティー・チョンチョン》、《這いずるもの》との脅威の三連戦になるものの、行為修正に-がない状態であれば苦戦することもなく戦利品を獲得するだけに至る。

シオン「それにしても、里の眼の前でこんだけ派手に戦っているというのに、ヤツら(カエル)は何もしないのか?」
フロッガーの長老「いやぁーシナリオになんも書いてないしーw」
ベアトリクス「クソシナリオ…(ぼそっ)」

 任務を達成したものの、すべての地形を制覇するまで帰還するつもりのない一行はその後も探索を続け、セイクリッド・フェザーに出会って「あっ《這いずるもの》なら俺らが倒したからwwww」と煽ったり、《鏡の国》で《ジャバーウォック》という面倒な敵と戦ったりと遭遇を繰り返した。しかし、《地下墓地》で行為修正-1が付いた状態で《這いずるもの》と握手!2を超える難所はなかった。

 そして、本セッション最後の泥縄は《坑道》で遭遇した《マーブル・エスカルゴ》x2…。

シオン「えっと、なになに、ほとんどの攻撃に耐性持ちで、2ターンの間《○再生:15》と《○ディフェンダー:10》と防護点が+30されて50だと…? 《スリープ》じゃぁ〜、皆のもの、《スリープ》を持って参れ〜〜〜」

 泥縄ACT3

レイン「倒せる?」
シオン「どうせ退かぬ!媚びぬ!省みぬ!とか言うんだろ?」
レイン「えっ当然じゃない?」
シオン「BP切れまで耐えれば勝機はある…」
ベアトリクス「守るなら任せて!」

こうして、泥縄な状態に何度もなりつつも、無事タージケントに帰還したのであった。


  1. 〈流水語〉というマイナーな言語で話しかけてきたものの、常時いる面子でこの言語を取得しているものはいなかった。

  2. ガチンコ勝負

2015年1月4日日曜日

六門世界2eエリュシオンレポート3『連日セッションするとレポート化が追い付かないっす』

レギュレーションや挑戦メンバー

冒険の概要

 さて、前回キャラクターレベル2のパーティーにキャラクターレベル4の癖に横入りしてきて、無様に敗北したクレイジー・ズーを見て胸がすく想いをしたまま終えいい感じで1週間を過ごした一行。生活費も全員抑えることができ、幸先の良いスタートである。続いての任務は塔が出現したので、そこを調べて欲しいというもの。塔を発見しただけでも報酬は貰えるが、内部をさらに詳しく調査し、報告すると追加報酬があるらしい。ガメツイ正義感溢れる一行はもちろん内部の調査をした上で報告しますと、キーラに伝え、空中庭園に向かうのであった。

 探索は恒例の召喚カードを駆使してBPの消費を抑えつつ、ベアトリクスがロボにライドオンするいつもの陣形。初っ端の《吹き抜ける風》では、暴風の中の鉱石採掘を行い、無事成功したものの、直後に《レッド・ヴァルチャー》の集団の襲撃に遭遇。それも、暴風のためクラリーネを除いて全員転倒している状態からの戦闘。しかし、ベアトリクスにロボ、クラリーネにシェルハウスという前衛の優秀な壁役たちの活躍で事なきを得る。ちなみにロボよりクラリーネ硬いのには吹いたw

 続いて、《雲路の果て》にてLサイズの《ウィンド・バラクーダ》が前衛に二匹並んで100点ダメージでボコりますよというドイヒーなエリアに遭遇するも、ホムンクルス・アリアオロの確定《フォッグ》を前にただ殴るだけしか能のないものに待つのは死あるのみという有様で余裕な探索を繰り広げる。

 その後も水中エリアのある《底なし沼》にてLサイズの《アシッド・ドラゴン》と《アシッド・リザード》x2という嫌らしい敵と遭遇するものの、《◎魔法結界》と《爆砕華》を駆使し、若干の手傷を負う程度で連戦連勝街道を驀進するのであった。

シオン「いやぁ〜余裕ですなぁwww」
レイン「といっても毎回《爆砕華》や召喚カードを消費してるからねぇ〜」
ベアトリクス「とはいっても追加ガードのラウンドシールドを私に作ったりする余裕があるってことは収支的にはプラスなんだよね?」
シオン「だよ」

 といった具合に金にモノを言わせてぶいぶい言わせていると、今回の任務の目的地、塔の登場である。追加報酬目当てに内部に突入する一行の前に、キャラクターレベル2のパーティーにキャラクターレベル4の癖に横入りしてきて、無様に敗北したクレイジー・ズーの面々が現れる。それもなんだか、内部に居た敵との戦闘で、消耗し切っており、これ以上の探索は出来ない模様。

ポーキュパイン「見ての通り、我々クレイジー・ズーはこれ以上この塔を捜索できない。今回はあなた方に花道をお譲りいたしますよ」
レイン「今回は花道をお譲りいたしますよ、だぁ〜? キャラクターレベル2のパーティーにキャラクターレベル4の癖に横入りしてきて、無様に敗北したあんたたちにいつ花道なんてあったのよ?」

まさしくゲスな行為である。

もちろん、我らがシオンくんはこのようなゲスな振る舞いを許すはずもなく、スガさんのように颯爽と割り込むのだ!!

シオン「期待はずれも甚だしいぜ、何が空中庭園に集う冒険者の中でもトップランクだぁ? お前ら、才能ねぇよ…冒険者の」

 といった具合にパーティーの面々が一通りゲス顔で煽った後に騎士道精神溢れるベアトリクスがフォローし、彼らをその場に置いて、奥へと進むのであった。

 さて、塔の最奥で待ち構えていたのは、最初の空中庭園の冒険の際に最後に登場したいかにも中ボス然としていた《マラコーダ》と新顔の悪魔が2体。

シオン「確かこいつらは…うっ、頭が…」
レイン「で?」
シオン「えっと…(コロコロ)…げーーー何このほぼ無限《ブレイズの矢》とかなんという脳筋!! これは強い!!」

 さて、敵に先手を許したため、当然のことながら、《ソウル・スティンガー》はサモナーのシオンに《ブレイズの矢》を飛ばして来る!!

シオン「異議有り!! アリアオロはともかく、召喚系は二人いるんだから、シオンに自動的に攻撃するってのは(ry」
《マラコーダ》「だって、あんた初戦で《爆砕華》で倒れてたじゃん。各個撃破は戦術の常套手段ですよ?w」
シオン「ブヒヒw、サーセンw」

 当然のことながら、《ブレイズの矢》を乗っけたレンジ攻撃なんて喰らえばいくらHP倍率を成長させているとはいえ、即死モノである。だが、しかし、But! 我らにはホムンクルス・アリアオロがいるのであった!

《ホムンクルス・アリアオロ》「《シェル・スクリーン》〜」
シオン「50点の壁は貫けまいwww ブヒヒw、強くてサーセンw」
《マラコーダ》「ほーん、はよ〈防御力〉振れ」
シオン「えっ?」

 そう、ダメージを完全に防いだとしても、〈防御力〉でA評価がでなければ火達磨になるのであった!! 火達磨になったシオンに追撃する《マラコーダ》の《爆砕華》!

《マラコーダ》「さぁ、ちぬがよい!」
シオン「《◎魔法結界》して抵抗してギリギリ…こっこのままでは本当に死んでしまう…」

 クラリーネに火を消してもらうものの、シオンが倒れれば戦線は容易に崩壊する状況。しかし、その状況を打破したのはやはりあの人なのであった!!

レイン「素材剥ぎのこと気にしなくていいから毎回《◎消耗品の達人》で《爆砕華》するよー」

 そう《ソウル・スティンガー》は《マラコーダ》と異なり、抵抗Sのチートモンスターではないため、面白いように《爆砕華》でHPが削られていったのだ! こうして、お互いに超ガードの上からのフルアタックによる削り合いは回復手段を持たない《ソウル・スティンガー》が倒れることで一気に形勢が決まる。抵抗Sの上に硬い《マラコーダ》といえども、《◎集団戦術》を使ったロボとベアトリクスの攻撃の前には単独では戦線を維持できず、撃沈とあいなった。

 ボス戦の結果、BPもスペル枠もフルに消費した結果、その日はそこから移動することはできなかったものの、その後の地形ではボスよりも強いモンスターもおらず、無事メインクエスト/サブクエストすべて達成し、タージケントに帰還にて終了。