2012年12月30日日曜日

PathfinderRPG Kingmaker 第1回『奪われし地にて謎の一団を見た!?』

今回のシナリオは以下の公式シナリオです。

参加キャラクターたち

  • アネット ティーフリング・メイガス(剣盟、剣聖、魔狩)・♀・混沌にして中立
  • リリアナ ティーフリング・ウィッチ・♀・秩序にして中立
  • ローザ アアシマール・クレリック(運命、自由)・♀・混沌にして善
  • エレオノール 人間・ガンスリンガー・♀・中立にして善
  • ゼクス 人間・オラクル(戦、二重呪)・♂・真なる中立

公式シナリオの為、ネタバレチュウイ!

ネタバレだぞ!

あらすじ

ブレヴォイの南端の街レストヴからさらに南に広がるそこは山賊や蛮族、モンスターの蔓延る未開の地、『奪われし地(The Stolen Land)』と呼ばれていた。ロストランド(Rostland)の『剣卿(Swordlords)』の命により、この地に王国を築くという使命を一行は帯びることになる。これまで『剣卿』達は南部の肥沃な平原を我が土地とすべく、開拓を試みてきたが、山賊に蛮族、モンスターたちの襲撃により、開拓は遅々として進まなかった。そこで、兵の力による開拓の難しさを知った『剣卿』たちは、直接の統治を諦め、荒事を得意とする者を募り、開拓と統治を任せることを布告した。これにより、『剣卿』は租税と領土ともしもの時の援軍を、そして、冒険者たちは封土と爵位を手に入れる。双方にとって好ましい契約が結ばれた。

また、この使命は4つのグループ(のうち1つがPCたち)が帯びており、それぞれ別の『奪われし地』の地域に派遣されていた。PCたち一行の任地はグリーンベルト(Greenbelt)と呼ばれる一帯であり、この地域の探検、地図作成も重要な任務だが、山賊への対処が最も重要な任務であった。

『奪われし地』は山賊や蛮族、モンスターたちが蠢く未開の地であり、これに対処し、植民を成功させる必要がある。そう、これまで誰一人として成功してこなかった植民を…。

この冒険は、オレグの交易所(Oleg's Trading Post)と呼ばれる、辺境の砦を改装した小さな交易所に、一行が辿り着いたところから始まる。

冒険者たちが『オレグの交易所』に着いたのは昼を過ぎた頃だった。

オレグの交易所

扉を開け、最初に出迎えてくれたの中年の女性だった。彼女はなにやら一行の訪問を妙に喜んでいる様で、それに引き換え、奥で建物の修繕をしている中年の男性は逆に不機嫌そうにしていた。これはなにやら我々と情報の齟齬のあるので?と感じた一行は、彼らに詳しく事情を聞いてみることにした。

話を聞いてみると、3ヶ月程前1〜2日ほど離れた森からやってくる山賊に定期的に襲撃され、それ以来毎月1日には山賊たちが“租税”と称して金品を奪いにやってくるらしい。で、レストヴの『剣卿』に兵を送ってもらえないかと依頼をしていたところに、一行がちょうど現れたので、一行を『剣卿』が派遣した兵たちであると勘違いしてしまったということの様だ。『剣卿』、そういう情報は先に欲しいんだけど(ビキビキ)。

アネット「次はいつ来る予定なの?」
GM「明日」
ゼクス「テラご都合主義ww」
リリアナ「敵の数は?」
GM/オレグ「最初は12人で残忍で冷酷な女ボスが率いておりましたが、2回目の時は女ボスはおらず10人、3回目は8人で来ました。いつも夜明けと共にやってきます」

困っている夫婦を放っておくなどできようか?いやない任務に山賊退治が入っているので、これ幸いと明日の決戦に備え作戦を練ることに。

最終的に、一番ACの高いアネットがエンラージ・パースンのポーションを準備して外で待機し、残りのメンバーは馬小屋や倉庫に潜み、山賊たちが門の内側に全員入ったところで一斉に襲いかかると共に、アネットは門の前に陣取って敵の退路を塞ぐという方針が決められる。

次の日。夜明け前に所定の位置に着いた一行は、山賊たちをじっと待ち構えた。

東の空が茜色に染まり、やがて草原に光が差し始めると、地平線の向こうから蹄の音が響いてきた。アネットの眼にはその数は6騎ということが分かったものの、息を殺して潜む中の仲間に伝えることが出来なかった。しかし、中に潜むものたちもそれぞれ武器や呪文の準備を虎視眈々と始めていたのであった。

山賊頭「おい、オレグ! 集金の時間だ!」
オレグ「へ、へぇ……お待ちくだせえ…」

ぎぎぎ、と軋みながら、オレグが門を開けると、山賊たちは騎乗したまま交易所の中庭に入ってきた。

そして、山賊たちが油断しきっている隙を突いて、冒険者たちは一斉に襲いかかった! 内部に侵入していた山賊をゼクスとローザの挟撃で倒し、リリアナの“まどろみ”で眠った山賊をエレオノールが倒す1。そして、退路には大型化したアネットが待ち構えていた。圧倒的ではないか、我が軍は!!

と思っていた、敵の手番に回るまでは…。

敵の雑魚の攻撃をぼこぼこ喰らうゼクス。それもかなり痛い!

ゼクス「なんでその出目で当たるの?」
GM「レンジャーで得意な敵:人間ですしおすし」
ゼクス「マジで!?」

マジで!?

雑魚の攻撃で瀕死のダメージをゼクスが受けが、だからといってそこから敵に流れがいくことはなかった。それはローザとゼクスがゼクスの回復に手一杯になっても、リリアナのまどろみが山賊頭に決まったところで山賊たちは降伏したからだ。

降伏した盗賊も含め、全員を捕えた一行は〈交渉〉によって、オレグの話に出てきた女ボスでさえも実は下部組織であり、その上にもっと強大な存在『牡鹿卿(Stag Lord)』がいることが判明する。とりあえず、女ボス=クレッスルのいる野営地の位置と残りの山賊たちの人員構成を聞き、『剣卿』からの賞金が出ているので、山賊頭改め山賊副頭のバイドンを含めた6人をロープで縛り上げ、『剣卿』宛に手紙を書き、護送の手続きをする

バイドンたちが帰還しなければ、野営地にいるクレッスルや山賊たちが異常に気付き、『牡鹿卿(Stag Lord)』に報告する、またはそのまま逃亡する可能性がある。そう判断した一行は、休む間もなく、山賊たちの乗ってきた騎馬を駆り、南西に見える森へと向かったのであった。

そうあの時、ぼくたちはあんなことがおこるとは夢にも思わなかったのであった…。

森の襲撃者(という名前のワンダリング・モンスター)

森に入ってそうそう、後数時間で野営地に着くという頃合いで。

GM「はい、エンカウント・チェックしてくださいな」
アネット「(コロコロ)1」
GM「じゃぁ、d10を2個振ってください」
アネット「(コロコロ)60」
GM「じゃぁ、前からフクロウの顔した熊みたいな生物が走ってきまぁーす」
ゼクス「ちょwwおまwwwww」

しかし、イニシアチブをこちらが取ったので、リリアナのまどろみからのハロウ・カードを投入したとどめの一撃でなんとか損害なく撃破。CR4の敵だけど、これって1レベル向けのシナリオなんだぜ?

GM「ちぇー」
ゼクス「ちぇーじゃねってのw」

そのまま先を進むと、コボルドたちが寝転がっているのを見つけたが、山賊の野営地が近いこともあり、とりあえず放置して先に進んむ。

突貫、山賊の野営地

アウルベアを撃退し、コボルドたちを放置して先に進むと川沿いに野営地を発見する。それも櫓が設置されており、本格的である。

とりあえず、まどろみと弓で見張りを無力化しながら強襲し、山賊たちの寝込みを襲うことで初回の戦闘よりも苦戦せずに山賊団を撃破2。女山賊頭クレッスル以下6名を捕虜とする。

最初同様〈交渉〉により、『牡鹿卿』の居場所を聞き出すものの、話を聞いた敵の戦力から、討伐するのはまだ次期尚早ということで、野営地にある主な戦利品を回収し、一旦捕虜にした山賊たちを連れてオレグの交易所まで戻ることにした。ただ、その日は既に時間も遅い為、今晩は野営地に一泊することに。

ただで夜営が出来ないのが Kingmaker である。つまり、起こるのは夜のエンカウント・チェックw

GM「はい、エンカウント・チェックしてくださいな」
リリアナ「(コロコロ)2」
GM「じゃぁ、d10を2個振ってください」
ゼクス「えっ?」
GM「えっ?」
ゼクス「えっ?」
GM「…他は知りませんが出ますよ?」
ゼクス「……」
リリアナ「(コロコロ)40」
GM「山賊たちはどうしているのかな?」
ゼクス「縛ってそこら辺に転がしている。ちゃんと飯はあげてるよ」
GM「あぁ〜そう。じゃぁ、起きているリリアナとゼクスは〈知覚〉振ってみて」
ゼクス・リリアナ「(コロコロ)」
GM「それじゃ、山賊たちのいる辺りからベキベキッという音とぎゃぁぁぁぁぁという悲鳴が聞こえてくるよ」
ゼクス「はっ?」
リリアナ「へっ?」
GM「リリアナ3は分かるけど大きな熊が縛られている山賊を貪っているみたいよ?」
ゼクス「ちょwwwwwwおまwwwww」

元山賊とは言え、無抵抗なものを放っておくことなど出来ず、熊退治をすることに。ただ動物であるグリズリーはまどろみに弱いので、山賊一名の貴い犠牲によって、敵は撃退できたのであった。ってか、まどろみなかったら撃退出来ないってのw
まどろみTueeeeeee

翌朝、野営地にいた馬を急き立てつつ、オレグの交易所に帰還したところで、第1回目は終了。


  1. 普通に剣で殴ってた

  2. 今回の敵も得意な敵:人間のレンジャー部隊でした、えぇ

  3. リリアナはティーフリングなので暗視がある

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