以下、Amazonの商品説明より
内容紹介
橙乃ままれ原作の人気小説『ログ・ホライズン』の世界を4人の人気作家がキャラクターに扮して冒険する物語
<大災害>直後のエルダー・テイル。
舞台はアキハバラから遠く南方の諸島。
そこで出会った4人の冒険者
――セイネ、ウルフ、ヘッジホッグAK、マスダさん。
バージョンアップの日に、こんなゾーンに来ていた
なんとも物好きというかなんというかな彼らに事件発生!
謎の少女“ナギ"と共に、物語は予期せぬ方向に進んで行く。
≪ゲストプレイヤー≫
セイネ:綾里けいし(「B.A.D.」シリーズ)
ウルフ:むらさきゆきや(「覇剣の皇姫アルティーナ」シリーズ)
ヘッジホッグAK:丸山くがね(「オーバーロード」シリーズ)
マスダさん:芝村裕吏(「マージナル・オペレーション」シリーズ)
≪原作小説「ログ・ホライズン」≫
シリーズ累計70万部突破の大人気小説!! 2013年にNHKEテレにてアニメ化!
老舗オンラインゲーム「エルダーテイル」の世界に日本人ゲーマー3万人が閉じ込められた。モンスターとの戦闘、味を失った食料、死ぬことのない境遇。昨日までプレイしていた「剣と魔法の世界」が今日からの「現実」。混乱続くエルダーテイルで、一匹狼を自負していたシロエが、旧友直継、美少女暗殺者アカツキらと、廃墟アキバから世界を変える。
公式サイト
「ログ・ホライズンTRPG リプレイ 宵闇の姫と冒険者」発売! | 橙乃ままれ OFFICIAL WEBSITE
「ログ・ホライズンTRPG リプレイ 宵闇の姫と冒険者」発売!2 | 橙乃ままれ OFFICIAL WEBSITE
セイネ:綾里けいし(狼牙族の〈盗剣士〉)
ウルフ:むらさきゆきや(ヒューマンの〈武士〉)
マスダさん:芝村裕吏(ヒューマンの〈神祇官〉)
ヘッジホッグ・AK:丸山くがね(法儀族の〈召喚術師〉)
以下、感想
ログ・ホライズンTRPG(以下ログホラTRPGと記載)の入門書としては非常に良いリプレイ。コラムやキャラクターの世界観を説明してくれる行動1でログ・ホライズンに関して紹介しつつ、ログホラTRPGのルールを丁寧に説明している。特に他のTRPGシステムでは見かけないヘイト関係の戦術は面白く、盾役が特技を空撃ちしてヘイトをあげて敵の攻撃を誘導したり、マスダさんがヘイト管理をして、他のアタッカーに矛先が向かない様にするといった戦術的な動きをしている。パーティー内の役割分担や障壁といった支援方法もよく分かるようにしている。
収録されているのは2セッション。
1話目は〈大災害〉に巻き込まれたキャラクターたちが混乱しながらも〈冒険者〉としての挟持を見せ、窮地に陥っている〈大地人〉を救うという王道なお話。
2話目はキャラクターたちと交流していた〈大地人〉のNPCである少女ナギの正体を中心としたお話。
キャラクターはそれぞれ個性豊かで各キャラクターがシナリオを盛り上げようと積極的に動くのでコミカルなシーンあり、シリアスなシーンありといった具合に楽しめるリプレイになっている。特に現実世界では中小企業の社長であるヘッジホッグ・AKの好々爺然というか憎めない爺ちゃんというかまぁそんな感じの社長ロールが特に面白い。ボケてんのかボケてないのか…w
逆に残念だったのは以下の点。
キャラクターの『マスダさん』が桝田省治の娘という設定でセッション中にちょくちょく父親ネタが出てくるのだが、内輪ネタ過ぎてつまらない。
マスターが()で括った心の声を書いているのだが、(やばい、作家陣のペースに巻き込まれてる……?)という焦りや(さすが経験者)というプレイヤーアゲするのが文中に普通に書いてあるのが非常に違和感。冒険企画局のような本の下部分に注釈を書いているので、そこに書けば良いのに地の文として書いてあるのが邪魔だなという感じ。
スクエア戦闘の反面、戦闘中の位置関係やミッション情報(〈EXパワー〉など)の記載がないので、状況把握がし辛い。元々小説ではそういった位置関係を図で示したりしないので、そういうことをした方が良いという意識がないのかもしれない。
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死んだらどうなるか悩む、食事が不味い、アキバと念話など↩
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