2014年5月13日火曜日

ログ・ホライズンTRPG ベーシック・クラス・ガイド(基本職業手引き) 〜ログ・ホライズンTRPGにおける各職業〜 #LHTRPG

前回書いたログ・ホライズンTRPG ベーシック・タクティカル・ガイド(基本戦術手引き) 〜ログ・ホライズンTRPGにおける戦闘セオリー〜 #LHTRPG - alternative dvamp's territoryに続いて、自分がログ・ホライズンTRPGをプレイしてきた経験に基づいた、ログ・ホライズンTRPGにおけるベーシック・クラス・ガイド(基本職業手引き)を以下に記載します。

◇免責◇

以下の文はdvampの個人的経験に基づいて記すものであり、「これ以外のキャラを作るのはあきらかにおかしい」とか「それはダメ」とか言う気は毛頭ありません。TRPGは他人に迷惑をかけない範囲で自分のやりたいキャラクターをやるのが大事だと考えております。あまり他のプレイヤーさんのキャラクターにアドバイス以上の口出しをしないようにした方がよいでしょう。自分のキャラクターを作成する際の指針としての参考文献としてでもお使いください。

▶戦士職(守護戦士、武士、武闘家):パーティーを守る楯

戦士職にはメイン職業として守護戦士、武士、武闘家の3つがあります。

同じ戦士職でもタイプが全く異なります。各メイン職業の基本は以下の通りです。

▼守護戦士:エネミーの攻撃から耐える防御型

守護戦士は防御能力に特化しています。[重鎧]や[盾]を装備できるに留まらず、取得できる特技も《アンカーハウル》や《アイアンバウンス》のように受けるダメージを軽減するものが多く、逆にダメージを与える特技はあまり多くありません。原作でも直継は敵にとどめを刺すよりも仲間を護っている立ち回りをしていたと思います。ダメージは防御能力で軽減した後に入り、攻撃にバッドステータス(BS)を付与されている場合、ダメージを受けた際しかBSを受けないため、神祇官の障壁と相性がよいです。ただ、守護戦士、神祇官どちらもあまり攻撃タイプではないため、同じパーティー中に守護戦士、神祇官がいる場合は他のメンバーは高い火力を担う必要があります。また、[重鎧]などの装備の関係上、エネミーより早く行動するのが難しくもあります。

《アイアンバウンス》や《カバーリング》や《ロングレンジカバー》など仲間を防御する特技や《スカーレットスラスト》で攻撃のついでに自分のHPを回復といったようにエネミーを倒すのではなく、耐える人が多いです。

▼武士:エネミーの攻撃に反撃する防御反応起動攻撃型

武士は守護戦士と同様に[重鎧]を装備でき、高い防御能力を持っていますが、取得できる特技も《飯綱斬り》のように[モブ]を即死させたり、《木霊返し》のようにダメージを受けた際に軽減するのではなく、エネミーにダメージを与えるように防御といいつつも攻撃型です。原作でもトウヤはただ仲間を護っているよりも向かって来るエネミーに対して《飯綱斬り》などで攻撃している立ち回りをしていたと思います。

《常在戦場》により1ラウンド目だけは先に動き、《飯綱斬り》や《兜割り》といった攻撃特技をしたり、《木霊返し》といった攻撃系の特技を取得している人が多いです。中には[弓]を装備し、《マイティボウ・スタイル》を取得することで、遠距離攻撃をされた際も反撃するというキャラも見かけます。

▼武闘家:エネミーの攻撃を躱す回避反応起動攻撃型

武闘家は守護戦士や武士と異なり、戦士職の中では[軽鎧]しか装備できず、防御能力が低いです。反面、回避/抵抗を3Dで行えるので、エネミーの攻撃を耐えるのではなく、回避して持ち堪えます。高い攻撃力を誇る《ワイバーンキック》や[追撃]をすべて起動させる《エアリアルレイブ》、起動させた[追撃]を解除しない《タイガーエコーフィスト》のように戦士職としては高い火力を誇っています。防御能力が低いため、施療神官の反応起動回復よりも神祇官の障壁と相性がよいです。原作ではTVアニメ版だとあまり参考になるキャラがいません。また、装備の関係上、エネミーより早く行動しやすいので、早く行動してヘイトあげてヘイトトップを取ることで、仲間の行動の選択肢の幅を広げる傾向にあります。

《エアリアルレイブ》、《タイガーエコーフィスト》を取得して、仲間や自分で[追撃]を付与してエネミーを倒す人が多いです。ただし、攻撃を耐えるのではなく、回避して持ち堪える関係上、ダイス目に自信がない人は覚悟を決めて選択した方がよいでしょう。

▶戦士職のまとめ

戦士職は火力の高い武士、武闘家だとしても基本はパーティーを守る楯です。ダッシュ(4Sq)圏内にエネミーがいたとしてもただ単純に突っ込んでエネミーを攻撃するのではなく、イニシアチブを確認して、後衛の仲間にエネミーの攻撃がいかないか確認するのが大事です。

▶回復職(施療神官・森呪遣い・神祇官):パーティーを守る癒し手

回復職にはメイン職業として施療神官・森呪遣い・神祇官の3つがあります。

同じ回復職でもタイプが全く異なります。各メイン職業の基本は以下の通りです。

▼施療神官:高い防御力と反応起動回復型

施療神官は[重鎧]や[盾]を装備でき、高い防御能力を誇り、良好な回復力とエネミーの攻撃に対して回復する反応起動回復特技を取得します。反応起動回復特技自身はあまり回復力がありませんが、他の回復職と異なり、高い防御能力からエネミーの攻撃を受け止めることが可能です。また、反応起動回復時にBSを解除することも可能で、BS付与してくるエネミーが多くなってくると重宝します。原作ではTVアニメ版だとあまり参考になるキャラがいません。

[重鎧]や[盾]とを装備して、《リアクティブヒール》の特技を使い、前線に立つ人(=いつでもヘイトトップになって戦士職からヘイトトップを交代する)や《ホワイトローブ・スタイル》で[重鎧]や[盾]を装備せず、後衛から高い回復特技を使う人をよく見かけます。

▼森呪遣い:良好な魔法に脈動回復型

森呪遣いはクリンナップにHPを回復する[再生]を付与する脈動回復型です。また、回復職としては攻撃特技やメジャーアクションでも回復ができるので、状況に応じて攻撃に回ったり、回復に回ったりすることができます。原作でもセララが脈動回復に自分の手番で回復特技を重ねる多重回復をする立ち回りをしていたと思います。

▼神祇官:ダメージ遮断型

神祇官は障壁という他のゲームでいうところの一次的HPを付与するダメージ遮断型です。回復職としては最も回復能力に劣りますが、攻撃にバッドステータス(BS)を付与されている場合、ダメージを受けた際しかBSを受けないため、障壁で防げるダメージなのであれば、BSを与えられません。原作でもミノリがダメージ遮断の《禊ぎの障壁》によって仲間を護る立ち回りをしていたと思います。

《禊ぎの障壁》や《鈴音の障壁》による障壁付与や《パシフィケーション》によるヘイト減少特技を持っている人が多いです。

▶回復職のまとめ

回復職は防御能力の高い施療神官だとしても基本はパーティーを守る癒し手です。回復特技にもヘイトが設定されているので、仲間のHPを回復するのも大切ですが、戦士職のヘイトを超えないように注意するのが大事です。これに失敗すると癒し手がエネミーから狙われ、エネミーからのダメージ>>HP回復量となり、容易く戦線は崩壊してしまいます。

▶武器攻撃職(暗殺者・盗剣士・吟遊詩人):パーティーのエネミーを倒す矛

武器攻撃職にはメイン職業として暗殺者・盗剣士・吟遊詩人の3つがあります。

同じ武器攻撃職でもタイプが全く異なります。各メイン職業の基本は以下の通りです。

▼暗殺者:単体高火力攻撃型

暗殺者は単体に対する高火力攻撃に特化しています。原作のアカツキのイメージから白兵攻撃しかできないように思われるかもしれませんが、〈シルバーソード〉のウィリアム=マサチューセッツのように[弓]を用いた射撃攻撃も可能です。クリンナップ限定ですが、回数制限なく[モブ]を即死させたり、色々な面で活躍できます。原作でもアカツキが高火力で戦士職が引き受けてくれたエネミーを倒す立ち回りをしていたと思います。

回数制限があるものの高火力の《アサシネイト》や《デッドリーポイズン》をからめてエネミーに[衰弱]を付与する人をよく見かけます。また、向いているためでしょうが、武士よりも[弓]を装備している人の割合も高いです。

▼盗剣士:多芸な攻撃型

盗剣士は単体火力では暗殺者に劣りますが、範囲攻撃や[追撃]の付与など色々な立ち回りが可能な攻撃型です。特に《ブレイクトリガー》によって、武闘家と同様にすべての[追撃]を一度に起動させることが可能で、同じパーティー中に武闘家と盗剣士、付与術師がいる場合はとんでもない火力を発揮したりします。原作でもにゃんた班長がデミクァスとの戦いでシロエとの連携をしたり、BSを付与したりと多彩な立ち回りをしていたと思います。

回数制限があるもののすべての[追撃]を一度に起動させる《ブレイクトリガー》や[追撃]の付与する《アーリスラスト》、[二刀流]による攻撃を行う《デュアルベット》、攻撃を範囲攻撃化する《ブレードオペラ》など特技が多彩ですが、《アーリスラスト》と《ブレイクトリガー》を取得している人をよく見かけます。

▼吟遊詩人:支援攻撃型

吟遊詩人は暗殺者や盗剣士に比べると単体としての火力は低いですが、[援護歌]による持続型援護が可能な支援攻撃型です。原作で五十鈴が話していた《臆病者のフーガ》は付与術師の《アストラルチャフ》と同様に毎ラウンドヘイトを減少させる特技です。まだ[楽器]が実装されていませんが、付与術師同様多彩な援護によって、味方を支援するのが得意です。反面、暗殺者や盗剣士に比べると武器攻撃職としての火力は低いため、他のメンバーに高い火力を担ってもらう必要があります。原作でも五十鈴が多彩な[援護歌]で〈ラグランダの杜〉やチョウシ防衛戦で仲間を支援する立ち回りをしていたと思います。

▶武器攻撃職のまとめ

武器攻撃職は基本はパーティーのエネミーを倒す矛です。ただし、エネミーを倒す際に戦士職を超えるヘイトを稼げば、戦士職より低いHPではエネミーの猛攻は凌げません。エネミーを倒す順番、特にモブについてや、戦闘での位置(例えば戦士職と同じSqにいれば、ヘイトトップでなくてもエネミーから範囲攻撃されたら巻き込まれてしまいますよね)といったように色々考えて行動する必要があります。

▶魔法攻撃職(妖術師・召喚術師・付与術師):パーティーのエネミーを倒す矛

魔法攻撃職にはメイン職業として妖術師・召喚術師・付与術師の3つがあります。

同じ魔法攻撃職でもタイプが全く異なります。各メイン職業の基本は以下の通りです。

▼妖術師:遠距離単体/範囲火力攻撃型

妖術師は単体、範囲双方に対する高火力攻撃に特化しています。単体のエネミーに大ダメージを与える《ライトニングチャンバー》、広範囲のエネミーに大ダメージを与える《ライトニングネビュラ》と強力な特技が揃っていますが、これらの特技は高いヘイトが設定されています。原作のルンデルハウスの〈ラグランダの杜〉のように開幕即使用すれば、ヘイトトップになり、エネミーからの集中攻撃に曝される結果を招きます。原作でもルンデルハウスはミノリたちと自分たちができることを話し合った後の立ち回りを見るとただ高火力を出すのではなく、他の仲間と連携をしていたと思います。

単体高火力の《ライトニングチャンバー》、広範囲の高火力《ライトニングネビュラ》と高火力特技を取得している人をよく見かけます。ただこれらの特技は高いヘイトが設定されているので、ヘイトトップにならないように他の特技を取得したり、《アークスペル》を使ってヘイトの上昇を抑えるといった工夫をしています。

▼召喚術師:多芸な汎用型

召喚術師は盗剣士のように多彩な行動が取れます。火力では妖術師に劣りますが、使役する従者によって、多彩な行動が行えるので、自分がどういう行動をしたいのか決め、それにあった従者を使役するとよいでしょう。従者は[確定効果]で様々な効果があり、ダメージが低いものの貫通ダメージを与える《エレメンタルレイ》といった珍しい特技もあります。原作ではTVアニメ版だとあまり参考になるキャラがいませんが、物語の中では召喚術師がサラマンダーやフェニックスといった様々な従者を召喚している光景があったと思います。現状準備されている従者が[幻獣]と[精霊]だけですが、今後[不死][人造]といったタグのついた従者も実装されるでしょう。

▼付与術師:支援攻撃型

付与術師は妖術師や召喚術師に比べると単体としての火力は低いですが、[支援]による持続型支援が可能な支援攻撃型です。武器攻撃職の吟遊詩人と似た立ち位置になります。原作でもシロエが《ソーンバインドホステージ》や《アストラルヒュプノ》といった特技で支援していたように多彩な支援によって、味方を援護するのが得意です。反面、妖術師や召喚術師に比べると魔法攻撃職としての火力は低いため、他のメンバーに高い火力を担ってもらう必要があります。同じパーティー中に武闘家や盗剣士がいる場合はとんでもない火力を発揮したりします。また、遠距離からBSを付与する特技もあるので、足留めなど色々な場面で活躍できます。原作でもシロエはアカツキの攻撃力を高める《キーンエッジ》や攻撃に反応してダメージを与える《ソーンバインドホステージ》、エネミーを眠らせる《アストラルヒュプノ》などで仲間を支援、エネミーを妨害する立ち回りをしていたと思います。

《ソーンバインドホステージ》や《アストラルヒュプノ》、《アストラルバイド》といったようにその瞬案にダメージを与える特技よりも仲間を支援、エネミーを妨害する特技を取得している人をよく見かけます。

▶魔法攻撃職のまとめ

魔法攻撃職は基本はパーティーのエネミーを倒す矛です。ただし、エネミーを倒す際に戦士職を超えるヘイトを稼げば、戦士職より低いHPではエネミーの猛攻は凌げません。エネミーを倒す順番、特にモブについてや、戦闘での位置(例えば戦士職から離れ過ぎるとヘイトトップでなくてもエネミーからヘイトトップの戦士は攻撃できないので、ヘイトアンダーの魔法攻撃職を狙って攻撃してくるというのはよく見ます)といったように色々考えて行動する必要があります。特に原作の〈ラグランダの杜〉初期のルンデルハウスのように何も考えずに開幕即高ヘイトの特技を使うのは控えた方がよいでしょう。

3 件のコメント:

  1. ▶魔法攻撃職(妖術師・召喚術師・付与術師):パーティーのエネミーを倒す矛
    の項目、『吟遊詩人以外は支援などの特技もあまりないので、戦闘中以外で活躍できるように一般特技を取得しておくとよいでしょう。』は
    吟遊詩人ではなく付与術師ではないでしょうか

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    1. 匿名さん、コメントありがとうございます。

      該当部分の「武器攻撃職の基本的な役割は自分のヘイトが戦士職のヘイトを超えないようにしつつ、エネミーを倒すパーティーの矛です。簡単そうに見えて、エネミーを倒す順番、特にモブについて考える必要があり、立ち位置を考える必要があります。吟遊詩人以外は支援などの特技もあまりないので、戦闘中以外で活躍できるように一般特技を取得しておくとよいでしょう。」は前回書いた記事のゴミがそのまま残っていたものでしたので、削除します。

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  2. 守護騎士の
    1q.カンナギとの相性が良い
    2q.守護騎士と神祇官のセットは攻撃力に欠ける
    はちと違うかなーと思います。
    なぜなら
    1a.守護騎士は特別神祇官と特別相性が良いわけではない
    2a.両手武器守護騎士は十分すぎるほど攻撃力が高い
    と思うからです。
    1aについて、障壁によってBS無効とは言いますがそれは他戦士とかわりませんし、特記するなら回避できなかった場合のセーフティとしての効果の大きいモンクのほうが相性が良いと思います(回避すれば禊ぎの障壁を他に回すこともできますし
    サブタンクになれ、反応回復が優秀な施療神官も同じくらい相性が良いと思います。

    2aについて、守護騎士のオンスロートは武器攻撃職並かそれ以上のダメージを出しますし、ヘイトリッドチャージという優秀なヘイト稼ぎ&攻撃力増強特技もあります、ついでに言えばアーキ特技のアサルトスタンスとの相性も良好です(どうせ避けれませんし
    これで攻撃タイプではないといわれても……という感じが否めないかと。

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