◇免責◇
以下の文はdvampの個人的見解を示すものであり、「そうするのはあきらかにおかしい」とか「それはダメ」とかいう気は毛頭ありません。またdvampはいしかわ氏やルールに対して「参加者全員が納得できて参加者たちが面白いと感じるならどう変更してもかまわない」と考えてる人ですので、その辺をご理解、ご承知の上でただの意見の発露と思って読んで下さい。
4th Cage Blog: 【PF】GM Q&A -幻術と罠って、いつ気付くの?-にて
罠についても、以下のようなルールがあります。
こちらも基本ルール、ローグの技の一つ http://www29.atwiki.jp/prdj/pages/36.html
罠見抜き(変則):この技を持つローグは、罠から10フィート以内を通りかかっただけで、即座に罠を感知するための〈知覚〉判定を行うことができる。この判定はGMが密かに行うべきである。
この技を持つローグは、当然「受動的に調べる」宣言が無くても、10ft以内に罠があれば感知するための判定ができます。*2
そして、この技(能力)があるからこそ、いしかわは持っていないPCに受動的な判定を許すことはありません。
それを許すということは、この能力をスポイルする、もっといえば「受動的なチェックがしたいからこの技を取ったPC(PL)が損をする」ことになるからです。
プレイ前から「受動でチェックアリにするよ」などと知らせてあるなら話は別ですが、そういった事情がない限りは、いしかわは受動による判定を許すべきではない、と考えます。
というのがありました。確かに、せっかく罠見抜きを取ったのに、罠見抜きなくても同じことができるならその能力をスポイルしていますよね。
4th Cage Blog: 【PF】GM Q&A -幻術と罠って、いつ気付くの?-にて
あと、罠見抜き持ってる〈知覚〉の高いPCがブイブイ言わせてるのに困ってる場合(Kingamakerにおけるマルルイスのように)は、罠を「天井が開いて部屋を川の水で満たす」「発動したら60ft内に広がるガス」「巨大な丸石が転がってくる」とかの、10ft以内の受動〈知覚〉では見つけられない罠にするという手があります。
パスファインダー・モジュール三部作の一作 ”City of Golden Death ”でも「12ft先の床が爆発してドロドロに溶けた金が吹き出す」みたいな罠があるので、たぶん世界中のGMが困ってるもんなんだろうとは思いますがw
ここが疑問点で、前者の例(罠見抜きなくても受動判定OK)は全員に罠見抜きを付与する行為、後者の例(10ftより離れたところで罠発動)は罠見抜きそれ自体を無効化する行為という風にちょっとした違いはあれども、どちらも同じく罠見抜きという能力それ自体をスポイルしているのでは…と思うのですよ。
もちろん、「ばっかおめえ、罠見抜きが効果を発揮する場面だって準備してんよ!」とか「そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ」とかそういうことで参加者の人たちが納得しているなら問題ないんでしょうが、ちょっと気になりました。
ちょっと言葉遊びをしてみましょう。
返信削除おっしゃるとおり。スポイルしてます。
罠見抜きは「10ft以内の罠に気付く」能力なので、12ft先の罠には効果を及ぼしません。従って、12ft先で発動する罠は罠見抜きをスポイルしていると言えるでしょう。
ところで、ロングソードを持った私のファイターは、10ft離れた敵を攻撃できません。
つまり、10ft離れた位置に敵を配置するGMは、私のファイターの攻撃能力をスポイルしていると言えるでしょう。
***
いしかわは能力のスポイルのみならず、”ルールの超越”も「適度(ここ重要)なら」、そしてそれが「プレイを面白くするなら」別にかまわないと思ってます。
例えば、「物理ダメージを受けない敵」ってのは、「剣で切ったらダメージ」ってルールをスポイルしてますが、それがたまに出てくる分には文句言う人は少ないと思うんですよ。事前情報として「ヤツには剣が効かない」って伝えられてるとか「見た目に剣が効かなそう」とか情報があるなら特に。
でも、すべての敵がそれだったら、剣持ってる意味がなくなりますよね?
ましてや、事前情報なく、戦闘が始まってはじめて気付く、なんてなったら、そのプレイヤーがその場で帰り支度をはじめてもおかしくないと思うんですよ。
今回述べたのは、それと同じことで。
まとめるなら『ルールを超越した影響を与えてくるものは、用法・用量を守って適度にお使いください』
あと、『変わったことをするなら、みんなが納得できる形で』ってなとこですかね。
***
ちなみに。
罠見抜きにはもうひとつ重要な機能として「捜索(移動アクション)を使用しなくても」罠を発見できるという能力があります。
10ft以上離れた罠を発見するためには、罠見抜きを持っていても毎ラウンド移動アクションを使って発見しなければならないので、その意味ではスポイルしていません。
まあ、こんなのも言葉遊びに過ぎないんですけどね。
いしかわさん、コメントありがとうございました。
削除長文のために別記事とさせていただきました。
横からになりますが、シフト呪文をスポイルしないようにするには
削除「10ft.以内で調べても手遅れな罠」
「罠探しの〈知覚〉では10ft.しか探せない」
といった裁定や仕掛けが必要になるのではないかと思うのですよ。
結局相手の能力をスポイルするのってDMとPLの果てなき軍拡競争の一部だよね。
返信削除ノトスの中の人であった石川さんはそういうの大好きな人だからしてるけど、あまり一般的な行為ではないんじゃないかな。
呪術のまどろみがTUEEE!からアンデッド(=まどろみ無効)の敵出せばいいじゃん!とかも同じ話。
レインさん、コメントありがとうございました。
削除相手の能力に対抗するのは軍拡競争かもしれませんが、やり方があるのではないかなと思っています。
あまり一般的な行為ではないんじゃないかなとのお話ですが、相手への配慮もないことを含めて割りと一般的かと思います。