2013年7月12日金曜日

PathfinderRPG D&DやPathfinderRPGは「冒険」をするゲーム

ってわけで、FROM GALAXY EAST We are Pathfinders!#136~変な呪文・エンスロール編~で“いつ使うんだろう”と述べられているエンスロールについて勝手に解説しちゃいますYo!

(エンスロール)いつ使うの?今でしょ!

という冗談はおいておいて、

FROM GALAXY EAST We are Pathfinders!#136~変な呪文・エンスロール編~」より抜粋

PFは豊富なデータを売りにするだけあって、何に使うのかよくワカらない…いや何に使うのかは解説を読めばワカるんだけど、いつ使うんだろう…というモノや、そもそも奇妙奇天烈な内容のモノも散見される。特に、3e時点で100Pにも達した分量の呪文の中で。

引用元: FROM GALAXY EAST We are Pathfinders!#136~変な呪文・エンスロール編~

と思うのもムリないかもしれませんね。なぜこうなっているのか理解するためには、まずPathfinderRPGの元となったD&Dがどういうゲームなのか理解していなくてはいけません。

いしかわは4eをどう思っているか?---3.Xeの終焉に思う---」より抜粋

D&Dってのは、伝統的に「冒険を」するゲームだったんだよな。 
戦闘に関するルールがスゲエ多いし、それにかかる時間も長く、またそこが一番楽しいものだったがために「戦闘級シミュレーションゲームだ」などと揶揄されることも少なくなかったD&Dは、しかし戦闘の影にひっそりと「冒険のための」魔法やアイテム、技能、特技、そしてギミックが無数にちりばめられていた。 
そして、そういう部分こそが、戦闘外でのD&DのD&Dらしさを形作っていたように思われる。
例えば、君はD&D以外のゲームでテンサーズ・フローティング・ディスクやロープトリック、レオムンズ・タイニィ・ハットに類する呪文を見たことはあるだろうか?(*1) 
そらまあ、この種のものにはいい呪文か、とか効果的な呪文かっていうと微妙なものも少なくない。
けど、こういう雑多な部分を日常の何気ない場面で使ったりするあたりが「D&D」って世界を形作っていた。
そしてこの点がこそ、MMOなんかでは決してできないTRPGの楽しさを作り出す要素なんだと思うのだ。 

引用元: いしかわは4eをどう思っているか?---3.Xeの終焉に思う---

上記の通り、PathfinderRPGの元となったD&Dは“冒険をするゲーム”です。そのため、“戦闘のためのゲーム”という認識で見ると、戦闘で役立つものではないので、いつ使うんだろう?と思ってしまうものが含まれているということです。“冒険のための”アイテムや呪文のおかげでシナリオも作り易くなっている面もありますし、深みを持たせられる面もあります。

ちなみに、エンスロールの名誉(?)のために記しますが、公式シナリオ内でエンスロールがまさにその場にあった使用方法で有効に使われるシーンがあります。

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