2013年7月28日日曜日

PathfinderRPG Kingmaker 第14回前編『陸鮫の恐怖!』

今回のシナリオは以下の公式シナリオです。

参加キャラクターたち

  • アネット ティーフリング・メイガス(剣盟、剣聖、魔狩)・♀・混沌にして中立
  • リリアナ ティーフリング・ウィッチ・♀・秩序にして中立
  • ローザ アアシマール・クレリック(運命、自由)・♀・混沌にして善
  • エレオノール 人間・ガンスリンガー(マスケットの達人)・♀・中立にして善
  • ゼクス 人間・オラクル(戦、二重呪)・♂・真なる中立

公式シナリオの為、ネタバレチュウイ!

ネタバレだぞ!

前回までのあらすじ

オッス! おら、ゼクス! グリーンベルトを平定した俺たちは子爵の爵位を剣卿から賜り、グリーンベルトの地に小さな国を建国したんだ!
次々と起こる難事件を解決してきた俺たちに次なる任務として、東の村ヴァンホールドの住民喪失の解決が舞い降りた!
ヴァンホールドに籠っていたスプリガンの一団を討伐したものの、どうやらこいつらがヴァンホールドの住民を掻っ攫ったわけじゃねーみたいなんだ!

地面を掘り進む鮫

前回、スプリガンに制圧されていた砦を奪還したものの、こんな恐ろしいところで休めるか(住民が消えてしまった場所)!ということで、村から少し離れたところにセキュアー・シェルターを使って一夜を明かすことにした。

無事に夜が明け、村の様子を確認したものの、何も変わった様子はなく、仕方が無いので、前回手に入れた情報を頼りに東のノーメン高地に住むケンタウロス一族を探すことにした。

未探索地域を探索し、ケンタウロスたちのコロニーを捜索していくと…。

GM「そこのヘクスの捜索ね。えぇ〜っと、草原を軍馬に乗って進んでいるとですね。あちこち掘り返されたり、妙にでこぼこの多い場所に差し掛かりました。〈知識:神秘学〉でDC22の判定してもらえます?」
アネット・リリアナ「成功」
GM「ではこれらがブレイと呼ばれる陸鮫のテリトリーに見られる光景だと分かりますよ」
リリアナ「ブレイについて知っていていいかしら?」
GM「どうぞ。超大型ですね。こんな奴です(データ見せる)」
ゼクス「番だと厄介だけど、何か情報得られるかもしれないし、捜索しようか?」
GM「とそんな風に相談していると…(コロコロ)…えっと、これって誰?(ゼクスのコマを指差しつつ)」
ゼクス「オレ」
GM「じゃぁ、ゼクスの足下の地面が突然裂けて、馬をも丸呑みにしそうな巨大な口を開けた化け物が飛び上がりま〜す」

GM「そいつは飛び上がった勢いでゼクスを4回爪でひっかいて…ちなみにゼクスの立ちすくみは幾つ?」
ゼクス「26」
GM「ちっ、重装甲キャラにいったのか…じゃぁ、2回当たって47点
ゼクス「えっ? 2回ともクリティカル?」
GM「うんにゃ」
ゼクス「通常でそれなの?」
GM「だって、こいつ巨大だもん」
ゼクス「ちょw いしかわさんのところでも超大型ww」
GM「いしかわさんのところは知らないけど、シナリオに巨大で出せって書いてあるしぃ〜」

教訓:いしかわさんのところをみてあんしんすることなかれ

とはいっても不意打ちで誰かを倒せなかった以上、後は多勢に無勢。このとんでもない攻撃力に本気の対応をされたブレイはPCを道連れにすることなく、倒される。

ゼクス「フル・プレートを着ていなければ即死だった…1

これだけ桁外れに大きいブレイならきっと討伐依頼がレストヴかどこかで出ているだろうということで、ブレイの頭だけ切り取って持ち帰ることにする。

ノーメン族との対面

ケンタウロスのノーメン族の集落は広い草原の中にあった。布で出来た移動式のテントが200人は収容できるだけの数があり、集落の大きさを物語っていた。男達は狩りに出ているためか、女性のケンタウロスが多く、こちらの姿を確認すると、即座に武器を構えられたが、スプリガンたちから取り返した彼らの弓を見せると、態度を軟化し、族長に会わせてもらえることになった。

驚いたことに族長は女性のケンタウロスで名をアエコラと名乗り、物々しい態度を部族が取っていたわけを一行に語った。彼らノーメン族は古くはタルドールの探索軍、そして先日まではヴァンホールドと衝突しており、そのため、人間の文明出身のものに対して、物々しい態度を取ってしまっているとのこと。ゼクスは即座に自分をヴァーンの上司筋である西のの王であり、自国ではリザードフォークの部族と友好関係を結んでいることを伝える。エターナルはそのようなことはしないことを伝え、ノーメン一族との間に不可侵条約を結んだ。

ヴァンホールドに人がいないことについて何か心当たりはないかと、尋ねたところ、次のように答えた。

アエコラ「我らもヴァンホールドから人が消えたことは知っている。最初はスプリガン達の仕業かとも思ったが、ヴァンホールドの様子から争った形跡がなく、奴らにそれほどのことができるとも思えない。ただ…」

彼女はしばらく黙った後、意を決したように続けた。

アエコラ「ここから南に行ったところに、我らにとって禁忌の土地Olah-Kakanket、お前達の言葉で言うならば死者の谷がある。伝承では我らはそこを見張る役目を負っているらしい。最近、斥候の一人からその地で不気味な人影が動いているのを見たという報告がある。真実は定かではないが、どん欲な人間たちが不用意に死者の谷に踏み込み、そこに眠る者達の怒りを買ったのかもしれない」
ゼクス「ヴァンホールドに残されたメモにヴォーダカイという名前があったのだが、これに心当たりは?」
アエコラ「それは死者の谷で眠っているという遙か昔の悪のウォーロードの名前だ」

ノーメン族との会合は結局のところヴァンホールドに何があったのかはよく分からなかった。ともあれ、今後の方針を検討し、死者の谷に向かうことに決定する。

アエコラから一族に伝わる弓を返却してくれたことを祝して、今日は祝宴があるので、是非共参加して欲しいと言われ、それに参加することにしたが、それがあんな結果になろうとはこの時誰も予想していなかったのであった。

というあたりで以下次号。


  1. 冗談抜きで本当

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