体調不良で公開が遅れましたが、以下のような Tweet を見たので、ちょっと考察をしました。
昨日の日本と米国のRPGにおけるPCの立場について話題についてちょいと面白い考察が思いついた。米国RPGは「英雄」、日本は「超人」を目指すのではないかという考え。英雄には求められる様々なものがあるけど、超人はちょっと違うというもの #TRPG
— 月夜見 (@tukuyomi4731) July 3, 2013
英雄には高潔さや誇り、社会に対する責任や義務なんかが生じてくるのが、キャラクターの深みであり面白さだと思うのだけど、一方で様々な事情で力を制限されたりままならない思いをしなくてはいけない。これを面白いと思うか、面倒や煩わしいと思うかが分かれ目なんではないかと #TRPG
— 月夜見 (@tukuyomi4731) July 3, 2013
一方で超人は、社会に対する責任や義務がないことを利用して、好き勝手思い通りにできる。面倒な手続きやしがらみを無視して、思いのままに望みを叶えることができるのだ。その代わり、社会に対する影響力を持たず、目的を達した場合一般人として社会に埋没しなくてはいけない #TRPG
— 月夜見 (@tukuyomi4731) July 3, 2013
海外TRPGはD&DとPathfinderRPG以外あまり詳しく知らないので、ちょっとおいておいて、『日本は「超人」を目指す』、『一方で超人は、社会に対する責任や義務がないことを利用して、好き勝手思い通りにできる。面倒な手続きやしがらみを無視して、思いのままに望みを叶えることができるのだ。その代わり、社会に対する影響力を持たず、目的を達した場合一般人として社会に埋没しなくてはいけない』という部分について考えてみましょう。
日本のTRPGとして、アリアンロッドやアルシャード、N◎VA、ダブルクロス、ソード・ワールドなどがありますが、これらのシステムのPCたちは何かの組織に所属しています。
アリアンロッドは神殿に登録している冒険者ですし、ソード・ワールドも同様です。超人と言えば、ダブルクロスやデモンパラサイトですが、これらも前者はUGN(またはFH、ゼノス)、後者もセラフィムという組織に所属しています。アルシャードやN◎VAの一部のPCは組織に所属していないものもいるといった程度です。
一部のシステムの一部のPCで『社会に対する責任や義務がないことを利用して、好き勝手思い通りにできる』という状況ですと、あまり『日本は「超人」を目指』しているようには考えられないのではないかなと思います。
逆に日本のゲームの特徴と思われるのは冒険が仕事(定職)に成っているといったものかと思います。
D&Dでは依頼料だけで十分に食べていけるといったことはありません。しかし、アリアンロッドやソード・ワールド、デモンパラサイト、ゲヘナなどの経験点でアイテムを購入しないシステムの多くが依頼料だけでも(その世界の一般の住人からすれば)高額になっています。 この辺は海外と日本で違う部分ではないでしょうか。
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