連休中に知り合いと遊んだ際に議論したものを掲載しようと思います。1つ目は魔法にシステムは必要か ― 西洋ファンタジー界に起こりつつある異変【コタクベスト】 : Kotaku JAPANです。
システムは必要である
ただし、現実のシステム(ルール)に従う必要はありません。例えば、熱力学第一法則(エネルギー保存の法則)に魔法が従わなければならないという話はありません。ファンタジーで登場する空飛ぶドラゴン(竜)が揚力を得るデザインである必要もないのです。
何が必要で何が必要ないのか?
システム(ルール)が必要なのではなく、ご都合主義にならない程度の理論的な裏付けや制約が必要ということです。
魔法が使われる度毎に何が起きるのか、最も経験を積んだ魔法使いでさえ、それまでの知識から見当をつけるだけで精一杯なのだ。しかも、使用する者が変われば魔法も変わる。それは経験的ではなく直感的なもので、直感の強い魔法使いならその場の思いつき以外の何物でもない、推測や飛躍した信念で呪文を編み出してしまう。それに感情も重要だ。魔法に間違った感情を持ち込めば、すべては槍に姿を変える。ル=グウィンはそれを美しく描いて見せ、私はその虜になった。なぜなら、魔法とはきっとこうだと私が思う感覚がそこにあったからだ。
周囲を万を超える敵に囲まれ絶対絶命のピンチ! しかし、その瞬間魔法使いの少年が魔法を唱えた! 『エターナルフォースブリザード』一瞬で敵の周囲の大気ごと氷結させ、敵は死ぬ。
という状況に虜になることはないでしょう。物語に制約(ご都合主義にならない)を持ち込むためにシステム(ルール)が必要なのです。
また、魔法が先天的な能力であり素質が全てであるという世界であれば、論理的なシステムはあまり必要ないですが、魔法を学問としている設定であればなんらかの学問上の体系があって然るべきですよね?有名な例としては『ハリー・ポッターシリーズ』になります。魔法を学問としている設定なのにそのシステムに言及しないのは可笑しくなるでしょう。
結論
現実のシステム(ルール)に従う必要はないが、ご都合主義にならない程度の理論的な裏付けや制約としてのシステム(ルール)は必要である。
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