2013年7月19日金曜日

PathfinderRPG 『The Midnight Mirror』中編

今回のレギュレーション

こちら参照

今回の面子

キャラクター名種族性別クラス・レベルPL名
ジャードワーフ不明バーバリアン(巨人殺し)3/レンジャー1ぶるすぴ氏
ミラディン人間不明インクィジター(伝道師・旅)3/ファイター1kasugakyouzi氏
エスタリンデエルフ不明レンジャー4いとしいさかな氏
アルムヴァルノームバード(悪戯者)4george氏
ラルクアンシエルアアシマールクレリック(分離主義者:火・自由)3/オラクル(二重呪い:炎)1dvamp

前回までのお話

アヴィスタン亜大陸西岸に位置する、内海地域最古の国の1つであり、苦痛の神を崇める影の国にて、貴族からの娘の安否確認を請け負ってみると、そこでは喉が膨れ、いつかはそのまま喉が爆発、シャドウ爆誕してしまう奇病が蔓延しており、同時に行方不明事件も起きていた。

調査の結果、雑貨屋の地下で行方不明になっていた犠牲者の変わり果てた遺体と対面し、その奥では犯人と姿の見えない何者かが潜んでいたのであった!

雑貨屋の地下工房へ突入したところから再開。地下工房は蝋工場であり、床には魔法陣らしきものと、犯人たち、「領主から依頼されて我々は行動しているのだぞ!」とほざく謎の声(姿は見えない)がいた。そして、奥には行方不明となった人々が囚われており、ぐつぐつと煮えたぎった釜に生きたまま入れられ蝋人形へと変えられていたのであった!

清く正しく美しく、“さーちあんどですとろい”の精神にしたがって戦闘となった。姿の見えている男たちは雑魚ローグで、前衛ズの突入で鎧袖一触であったが、姿の見えない謎の存在は常時姿を消しており、ミラディンを殴っても姿を現さないというマンチな奴!! そこにアルムヴァルのグリッター・ダストが炸裂し、敵の姿を皆の前に曝した。見えなかった謎の存在は悪の妖精ラーカー・イン・ライトと言われる存在で、明るい光の下ではグレーター・インヴィジビリティと同様に不可視状態を維持したまま攻撃することができるというマンチな奴で、苦戦したものの、例によって例による過剰なまでの前衛ズの火力により、降伏させる間もなく、粉砕してしまったのであった。事切れる直前、ラーカー・イン・ライトは自分が男爵によって使役された者である事を告げてその姿は霞へと消えてしまった。

敵性生命体を撃破し、地下工房をあらためた結果、ここに囚われていた人たちは全員既に死亡しており、遺体の状況から恐らくあのラーカー・イン・ライトは村人達を生贄に捧げて魔法陣から何かを召喚しようとしていたのではないかと推測したものの、それを確定できる存在はおらず、新たな情報は誘拐犯が男爵によって使役されていたというのみであった。男爵を問いただすこととし、急ぎ、男爵邸へと戻った一行は男爵に地下工房の惨状を伝えた。すると確かにどんな手段を使ってでも、この村の問題を解決しろとはいったがそこまでは望んでいなかったと後悔した男爵は一行に全ての真実を話し始めた。男爵は10年前に邸宅の地下にあった“真夜中の鏡”と呼ばれるアーティファクトと契約を交わす事で、自分の兄弟と父親を鏡の世界に追放し、男爵の地位を手に入れた事。その契約によって10年後の今、1年間自分の身体の支配を鏡に要求されていたため、契約を反故にしようと企てていた事。そして、一行に一連の騒動の原因である”真夜中の鏡”についての自分の調査の結果を全て打ち明けた上で鏡の破片を渡し、”真夜中の鏡”を破壊すること、もし兄弟が生きていたならば救い出して欲しいと依頼した。

鏡の世界

鏡の中は色彩の無いモノクロな世界で、男爵の邸宅をそのまま小さくして歪ませた閉じた次元界で出来ており、そこには鏡に閉じ込められた者達が住んでいた。襤褸布で出来た巨大な犬小屋、がらくたの浮く部屋や沢山の鍵が捨てられている部屋を探索していると、フェッチリングの老婆を連れた銀の仮面を付けた長身の男性と遭遇する。男はシェイの名をニカソールと名乗り、これを聞いた一行は身構えるものの、ニカソールは表面上紳士的に振る舞い、一行が鏡を破壊することが出来ると聞くと、館の中央に隠れている“闇の心臓”こそがこの鏡の世界の支配者であることを教え、自身もかつて一度戦い勝利したものの即座に復活されてしまい、相手はこの世界の支配者のため、現在では近寄ることすら出来ない為、戦闘に協力することは難しいとのこと。ラスボスらしき敵を瞬殺する相手に怪しんだが、ラルクアンシエルの〈真意看破〉では嘘とは見抜けなかった。また、男爵が約束を反故にしたことには怒りを覚えているが、鏡の外に出られたら契約を履行してもらうだけだ主張したが、これはアルムヴァルが〈真意看破〉で嘘と見抜き、外に出たら男爵をぶっ殺すつもりであることが分かった。

嘘であることは分かったものの、それは明らかにはなっていないので、どうしたものかと悩んだ一行はとりあえず、上の階や男爵の兄弟と父親の末路を教えてもらうことにする。彼の案内で邸宅内を探検し、男爵の兄は鏡の中でニカソールに丁重に扱われ、フェッチリングの侍女との間に息子ソリンを設けたものの、鏡の中は人が生きていくには難しい環境(影の世界に近いから寒いとのこと)で健康を損ね、もう一人の兄も発狂して首を吊っており、二人とも既に死亡していた。

ニカソールと同種族のシェイに話を聞くなどして情報収集をしてみたものの、ニカソールの嘘を暴露することはできず。しかし、シェイという種族はフェッチリングに神聖視されており、この場でニカソールに殴り掛かると、この屋敷の内部にいる全フェッチリングと戦うことになるので、避けたい反面、先に“闇の心臓”を倒して、囚われているものを元の世界に帰すとニカソールが男爵をぶっ殺しにいくのでそれもなんとかしたいというアンビヴァレンツな状態に陥る。とりあえず、フェッチリングたちとニカソールを分断して、ニカソールを討伐してから“闇の心臓”を倒そうという方針を決め、2回目のセッションは終了。

秩序にして善なラルクアンシエルとしては、契約を一方的に反故にした男爵を闇雲に助けるつもりはなく、ニカソールが契約の履行だけを求めていたら通す想定。男爵位の継承権として上となる男爵の兄の息子ソリン問題も同じ。この辺、自分の良心に従って動ける混沌にして善との違いは出しているつもりだったりする。ってわけで、次回のセッションも楽しみですね!

0 件のコメント:

コメントを投稿