派遣される司祭はキャラバンと共に行動しており、その構成はイローリーの司祭とその従僕4名、サーレンレイの司祭とその従僕4名、キャラバンの主である女商人とその相談役、キャラバンについてきた動物使いの老夫婦の他にキャラバンの護衛(PCたち)というものだった。護衛もこれだけの数がいるので、3交代でしていた。
セッション開始早々〈知覚〉判定を要求され、ホーリー以外が失敗。眼が覚めたらそこは輝く炎に彩られた火事場でした…。周囲は混乱しており、ぱっと見た感じで手伝えそうなところは“燃えている馬車の消火”、“燃えている馬車の隣にある馬車を延焼させない様に引っ張る”、“傷ついた者の治療”、“逃げ惑っている動物の慰撫”だった。
というもので、パーティーで協力して対応するものだった。時間制限もあるとのことだったので、全員でまずは“燃えている馬車の隣にある馬車を延焼させない様に引っ張る”に注力し、貴重なヒーローポイントも投入したことで、無事馬車の退避に成功する。続いてのラウンドはアリス、エレーナ、ホーリー:“燃えている馬車の消火”(水瓶の移動)、ジェイル:“傷ついた者の治療”と分散。“傷ついた者の治療”は〈治療〉判定をブッチし、回復魔法で代替することで成功したものの、出目が悪く“燃えている馬車の消火”には失敗してしまう。その時、燃えている馬車の中からドンドンと扉を叩く音と「たっ助けてくれー!」と言う声が聞こえてきた。そこで続いてのラウンドは最初のラウンドと同じく、全員で“燃えている馬車の消火”(水瓶の移動)に注力、なんとか閉じ込められている人間を救出しようとする。支援効果と高い出目のおかげでなんとか水瓶の移動に成功する。水瓶の水で火の勢いを抑え、急いで馬車の扉を空けてみると既に事切れた黒焦げの男が倒れていた…。一行は最後に全員で“逃げ惑っている動物の慰撫”に集中し、ジェイルに周囲からの支援でこれもなんとか成功し、制限時間前に全ての障害を乗り越えた。
鎮火し、騒動が一段落すると、女商人カルラは一行を呼ぶと、事件の調査を命じるのであった。その理由は馬車の燃え方や状況に不自然な点が数多くあった為で、放火を疑っているらしい。そこで、ちょうど周囲を巡回していたということで今回の放火には関係ないと思われる一行に調査の依頼をしたとのこと。
一行が調査に乗り出してみると、イローリー派、サーレンレイ派共に相手の陣営が自分たちの司祭を謀殺したのではないかと考えており、一触即発のギリギリの状況だった。一行はジェイルを基点にネゴシエート(〈交渉〉)を行い、カルラも仲裁に入ることでなんとか事なきをえた。他の護衛、薬剤師、動物使いの夫婦からも情報を収集したものの、不審な動きをしていた人物といえばイローリーとサーレンレイの従僕たちが啀み合っていること以外にはなく、捜査は難航していた。いくら啀み合っているからといってもここは町の中ではなく、こんな場所で相手を謀殺するとは思えなかったのである。その時、ホーリーが外部犯の可能性もあることに気付き、キャンプの周囲の地面を捜査してみると、小型の人型生物の足跡を発見した(このキャラバンにノームやハーフリングは存在しない)!
早速カルラに状況を報告し、ジェイルを先頭に(*1)夜間の追跡劇を開始する。〈生存〉はジェイル、〈知覚〉はジェイル以外のおかげで敵性小型人型生物の順調に進むものの、その行く手には茨の茂みが…。
ホーリー「お客様の中に、ドルイド様はいらっしゃいますか?」
アリス・エレーナ「回復役でドルイドじゃないのが許されるのは小学生までだよねぇ〜、キャハハハ」
ジェイル「くやしいのぅくやしいのぅ」
ご丁寧に小型サイズの抜け道があり、ここを避けて遠回りすれば追跡も難しい状況。身軽なホーリーとエレーナは刺を避けて進み(〈軽業〉判定要)、アリスとジェイルは無理矢理押し通ることに。ダメージを受けつつ、茨の茂みを抜けた先には雪国小型人型生物に待ち伏せされていた。
アリスとジェイルが一通りボコられ、最後に〈知識〉判定の結果、相手はコボルドと判明した。敵は間合い武器を使っており、かつこの戦場はとても狭い!ということで、正のエネルギーの放出を行った後は一応高いACを活かして4thよろしく、挟撃要員として、敵陣に突っ込み、挟撃ボーナスを提供する。アリス、ホーリーの攻撃とエレーナの攻撃の前に2ラウンド後には形勢は逆転し、コボルドは気絶している一体を残し撃退することに成功!!
無事捕虜のコブルドを連れ帰り、イローリーとサーレンレイの従僕の前でキャラバンの中に容疑者は居らず、犯人はコボルドであったことを説明することで、険悪な雰囲気は少しだけ和らぐのであった。しかし、肝心の司祭を失った今、疫病の蔓延を防ぐことが出来るのだろうか?
*1:パーティーの中で一番〈生存〉に使う【判】が高い
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