今回のレギュレーション
- Coreのみの4Lvプレロールドキャラクター
- ハロウ・カードとキャラクター特徴を採用。
今回の面子
※ 名前で特定されることを防ぐ為、全てプレイヤー○○と記載
- キルマリア 人間・♀・パラディン(シェーリン) プレイヤーA氏(経験者)
- イヴ ノーム・♀・クレリック(サーレンレイ) プレイヤーB氏(初心者)
- ジン ハーフエルフ・♂・レンジャー プレイヤーC氏(経験者)
- フリード 人間・♂・ソーサラー プレイヤーD氏(初心者)
初心者向けクラスを悉く経験者が掻っ攫っていくというなんとも言えない状況だったが、まぁ初心者さんがしたいクラスが二人ともスペルキャスターだったということと初心者向けにスペルキャスターもチューニングしているので行けるだろうということでそのままで続行。
陰謀渦巻く街
荒野を走る死神の列を退治した一行は難民の受け入れを衛兵ではなく、領主に求めた。この街の領主はこの国では珍しく徳の高いパラディンとして有名であり、一行の訴えを真摯に受け止め、難民を受け入れた。しかし、補佐官の男により、要らぬ争乱を起こしたとして、キルマリアとイヴは軟禁されてしまうのであった。
軟禁されなかったジン、フリードはこの街の裏の世界の住人と話をつけ、事態の調査に乗り出した。調査の結果、最近屋敷に怪しげな人物(裏の世界ではソーサラーではないか?と目されている)が出入りする様になってから領主の行動に不審な点が多くなったということが分かった。
その後、屋敷のメイドをこましたジンはキルマリア、イヴの軟禁されている部屋の鍵を手に入れ、二人を解放。時を同じくして、街の広場では好青年—ジンやフリードには分からなかったがそれはアウルであった—が街にアンデッド—その中にはキルマリアが滞在していた村の村人達の変わり果てた姿も含まれた—を解き放ち、街の住民たちに襲いかからんとしていた。一行は急遽広場に駆けつけ、アンデッドの群れの前に立ち塞がり、住民を救出。手勢を撃破されたアウルは領主の屋敷へと撤退し、一行はそれを追って、屋敷へと突入した。
決戦、闇の住人たち
屋敷の広間にはアウルと領主が待ち構えていた。邪悪な魔術師と手を組む領主をキルマリアは難じるが、領主は一向に動じず、逆に街に争乱を齎したとして、一行を難じた。この事態を把握出来ないキルマリアたち。しかし、その時、魅惑的で碧の黒髪を持つ蒼褪めた肌の蠱惑的な女性が高笑いと共に現れた。この女性を見た途端、イヴはこの女性が夜の貴族、吸血鬼であり、領主はこの吸血鬼にドミネイト・パースンされていることを知る。一方でジンもその女性を見て、「スヴェン!」と思わず叫ぶが、リアル世界で「ないわー」とGMに言われる始末1。ジンが見間違えたその女性はスヴェンと同じ種族のドライアドであった。ヴァンパイア・ドライアドの女性、レイニーは事の経緯を話してる最中に一行にドミネイト・パースンをかけようとしていたが、いち早くその意図を察したキルマリア、ジン2は問答無用で戦端を開こうとする。それに気付いたアウルは外に待機させていたアンデッドたちを呼び寄せ、広間の入り口からアンデッドたちが大挙して押し寄せ、一行を前門の虎、後門の狼状態に陥れる。
しかし、その瞬間、ジャーン、ジャーン、ジャーンとドラの音が鳴り響いた!!
「げぇ、関羽!?」と一同どよめくが、現れたのは
青い肌に赤丸の頬のメイク、横に広がったおかっぱ頭で身に付けているのは胸元が丸く空いたセクシーな衣装、地面に引きずるほど長い袖から伸びる6本の鉤爪が特徴的な額の辺りには黄色いお札が貼られた少女だった。その姿を見た瞬間、裏の世界の住人が言っていた怪しげな人物とはこの少女のことなのではないか?と気付く、ジンとフリード。
少女がアンデッドたちを蹴散らしているのを見て、とりあえず少女は目下の敵ではないと判断した一行はヴァンパイア、アウル、領主に目下の敵を定めるのであった。
イヴはサーレンレイの太陽の力でアンデッドを吹き飛ばし、アウル、領主への道を切り開く。切り開かれた道を一直線に駆け上がり、アウルの首を飛ばすジン。領主と切結ぶキルマリア。血脈の力で皆を援護するフリード。その背後で、Sandals of the lightest Stepを使って、空中を駆け巡り(エア・ウォーク)、ドラでサウンド・バースト、徒弟の手で暗器(盆栽含む)を投げまくって、アンデッドたちを蹴散らすレイレイ。
邪悪な敵の力は強大ではあったが、英雄たる一行の力はそれに勝るとも劣らないものだった。邪悪な敵の力に屈することなく、苛烈を極める攻撃を続け、そして、ジンの双刃がついにドライアドのヴァンパイアの首と胴の間で交差したことで、この長く苛烈な戦いに終止符を打った。そして、最後に一行には分からない言葉を言い残すと、吸血鬼は息絶えたのであった。
感想
クライマックスの間、PL一同爆笑しているので、失礼な人たちだなぁ〜と思った、まる(真顔)w
PathfinderRPGが初めての方々から今まで遊んだ中で一番面白いセッションだったと言っていただけ、純粋に嬉しいと共に、自分のこんなセッションで一番面白いと思えるなんて、今まであんまり面白いセッションしてなかったんだろうなぁ〜と寂しく思った。いしかわさんとか位坂さんのセッションに参加したら即座に塗り替えられるのだろう。
イメージを伝える際に位坂さんみたいにカラー印刷するのもいいけど、コストをかけられない自分はタブレットやスマホで画像や動画をすぐに見せるってのもいいなぁとあらためて実感した(blogに貼付けている画像や動画は全てセッション中に見せたものなのだw)。
セッション・レポート拝見しました。
返信削除プレイヤーの皆さんが楽しそうに遊ばれているのが容易に想像できるセッションだったみたいですね。
面白さというのは色々な要素があって、石川さん、位坂さんのセッションはバトル漫画のマスターとプレイヤーの知恵比べの楽しさに見えます。
一方でdvampさんのセッションはセッション自体に面白い要素をふんだんに散りばめられていると思います。
PFに対して、マスターとプレイヤーの知恵比べの楽しさを求めている人ならいざ知らず、それ以外の一般的なTRPGユーザの場合はdvampさんのセッションを面白いと感じるんじゃないかなと。
>レインさん
削除>プレイヤーの皆さんが楽しそうに遊ばれているのが容易に想像できるセッションだったみたいですね。
そういっていただき、嬉しく思います。