PathfinderRPG Kingmaker 第11回(下)『巨大アウルベアを求めて』

今回のシナリオは以下の公式シナリオです。

参加キャラクターたち

• アネット ティーフリング・メイガス(剣盟、剣聖、魔狩)・♀・混沌にして中立
• リリアナ ティーフリング・ウィッチ・♀・秩序にして中立
• ローザ アアシマール・クレリック(運命、自由)・♀・混沌にして善
• エレオノール 人間・ガンスリンガー(マスケットの達人)・♀・中立にして善
• ゼクス 人間・オラクル(戦、二重呪)・♂・真なる中立

公式シナリオの為、ネタバレチュウイ！

今までのあらすじ

オッス！　おら、ゼクス！　グリーンベルトで跋扈していた牡鹿卿を討伐した俺たちは男爵の爵位を剣卿から賜り、グリーンベルトの地に小さな国を建国した！　巨大アウルベアの居場所を求めて森の探索を続けた！

森の探索

AR4013年デズナの月1日(5月1日)。
結局、巨大アウルベアも見つかっていないので、森の未探索エリアを探索することに。

AR4013年デズナの月2日(5月2日)。
森の探索中、番いの大きなライオンを見かける。

ローザ アウルベアは周囲に見当たりませんか？
GM 見当たらないねぇ〜。
ゼクス 動物なら討伐しなくても大丈夫だろ。次のエリアに移動しよっか。
GM そんな風に大きなライオンにみとれていると、みんなの背後に隠れていた老人がジャヴェリンを投げつけてくるよ！(コロコロ)アネットに命中！急所攻撃を入れて14点で頑健セーヴでDCは14！
アネット 痛い、痛い！　頑健セーヴは成功。
GM/老人「ヒーハー！」

ってな感じで問答無用で謎の老人とダイア・ライオン二頭との戦闘に。どこかボッケンに似た老人は奇声を上げながら、いかにも楽しそうな様子で毒の塗られたジャヴェリンを投げつけてくる。GMの素が出ていますねと言ったら怒られた(当然である)。しかし、威力がデカい上、脅威の5回攻撃持ちとはいえ、一頭はその割り込みで発動したリリアナ先生の得意の“まどろみ”の前には為す術もなく沈む。ただもう一頭は例によって、ゼクスに…。何回かは鎧で弾いたものの、攻撃からの組みつきには為す術もない。その間にアネットの秘術、エレオノールの銃弾で老人は倒れ、その数ラウンド後には残ったダイア・ライオンも順当に倒したのであった。

これが噂のボッケンの母を殺したという兄弟なのではないか？と考えた一行はボッケンと知らぬ仲でもないので、何か形見になるものでもないかと遺体を調べてみることに。

GM ディテクト・マジックで幾つか光ります。まず、鎧は+1レザーですが、人革製です。
一同 【ドン引き】
GM 後はリング・オヴ・プロテクション+1にキュア・ライト・ウーンズのポーション。他は女性の肖像が入った銀のロケットがありますね。
ゼクス レザーは燃やして、銀のロケットはボッケンに今度渡そうか。

というわけで探索後にボッケンに届けに行く事にして、森の探索を続ける。

AR4013年デズナの月6日(5月6日)。
刺の生えた蜥蜴を見つける。

リリアナ「(コロコロ)あっあれは！？」
ゼクス「知っているのか、リリアナ！」
リリアナ「あれはホーダッグ…。スタスさんは嘘つきなんかじゃなかったんだ！ホーダッグは本当にいたんだ！！」

といった具合に知っているのか、雷電をパズートークで返されつつ戦闘に。戦闘はいつもの様にリリアナ先生の“まどろみ”で寝かせてとどめの一撃をする簡単なお仕事。ただ2匹居たので、例によって例の如くゼクスが敵の攻撃の犠牲になり、空中に放り投げられたりしたが、それは些事であるｗ

AR4013年デズナの月8日(5月8日)。
この辺りに“森の王”を自称する竜が潜んでいると言うので、“世界のナベアツ王”であるゼクス様が打ち倒しちまうことに。

そして、マジック・アイテムでブーストされているローザの〈知覚〉は森を隠れ蓑にするのが得意なフォレスト・ドレイクの〈隠密〉さえも見抜く！

先に見つけてしまえばこちらのもの。一頭だろうが、二頭だろうが関係ない！レジスト・エナジー等の準備を整えた後に戦端を開く。

開始早々、近寄ってくる二頭のフォレスト・ドレイクにアネットとエレオノールから足留め袋が飛び、地面に叩き落し、そこからはまさに殺劇舞荒剣ばりの一方的な戦いである。ブレスはレジスト・エナジーで無効化され、高いACもエレオノールの銃弾やアネットの秘術の前には為す術もなく、そのまま息絶えるのであった。

トロルの潜むエリアを特定したが、統治の為に首都に戻る残り日数を気にしながら戦うのは避けたいので、今月は帰ることに。ボッケンに銀のロケットを渡すと感極まった彼から礼金を渡されるが、辞退した。すると、代わりにキュア・シリアス・ウーンズのポーションを渡された。これまで固辞するのも彼に悪いと思ったので、有難く頂戴することに。

AR4013年デズナの月14日(5月14日)。
もうそろそろ首都に着くというところで、森から首都に接近するものを見つける。眼の良いローザの〈知覚〉判定の結果、巨大アウルベアとトロル2体と判明。

これぞ飛んで火に入る夏の虫とばかりに首都の前の荒野で対峙する。とりあえず、例によって、例の如く、リリアナ先生の割り込み(正確には待機)での“まどろみ”で巨大アウルベアをハロウ・カードを2枚投入したもの寝ない！　ってか、CR10とか言ってるんですが、これシナリオ通りらしいんだけど、それって6レベルのキャラにぶつけていい代物じゃないだろｗｗｗ

トロルは素のトロルなので、さっさと倒して巨大アウルベアに集中攻撃だ！と思っていたら、2ラウンド目開始早々にアネットが巨大アウルベアの爪と噛み付きを躱し損ね、組みつかれることに！？　そこからは急遽集中攻撃の対象をアウルベアにし、ライトニング・ボルトやエレオノールの銃の連射、ゼクスの剣撃でダメージを与え、ローザのエネルギー放出の連射でアネットのHPを回復という戦術で持ち堪えれるか…！？　っと思いきや、前のラウンドでホールド・パースンして麻痺らせていたトロルがセーヴに成功して動き出す事態に！！　呪文なのに“まどろみ”より弱いとはこれいかに？ｗ

場が大きく混乱する事態になったものの、最終的には組みつきされても、アネットの場合、ショッキング・グラスプを叩き込むので影響はないということで、皆ボロボロになりつつも、敵を撃退することに成功する。まぁ、退治したのに財宝が巨大アウルベアがつけていたバーディングしかないというクソっぷりに殺意を覚えたがｗ

凱旋の裏での暗殺

AR4013年デズナの月下旬。
巨大アウルベアを見事討伐した一行を割れんばかりの民衆の歓声が出迎える。それも来月は建国一周年ということもあり、その準備をしていた民衆は少しばかり早いが飲めや歌えの大騒ぎを始める。その盛り上がりの中、毎月の統治フェイズへ。

ある程度安定して来たので、かねてからあったロイ・レズビンからの支援依頼の対応の為に旧タズルワームの棲家を目指して、街道や農地の開拓する方向で領土を拡大する。また、湖と川を活かした交易をする為に船着き場を建設。小国ながらも莫大な利益を上げる準備万端である。

そして、建国一周年の祝いの準備をしている最中にそれは起こった。

そう、“贖罪中の”アキロスが暗殺されかけたのである！！　近くにいた“貴族なのに傭兵をしている”カステンの活躍もあり、暗殺は失敗に終わったが、しかし、重大事件はその後に起こったのだ！！

GM “贖罪中の”アキロスが賊によって、負傷した！という報せが来るけど、ゼクスはどうしているね？
ゼクス “ダンシング・レディ”が心配だから、着の身着のまま…は危ないから武具だけ着けて向かおう。
GM 鎧を着るなら4分程時間がかかるけど？
ゼクス ……武器と楯だけ持っていく。
GM OK
ゼクス で、無事？
GM 無事
ゼクス OK。扉をノックもせずに開けて「無事か！　賊が侵入したらしい、大事にはならないと思うが、ベッドの下に隠れてなさい」
GM とゼクスが“ダンシング・レディ”の方を見て言っていると、“ダンシング・レディ”が「後ろっ！」とゼクスに警告するのと同時に首筋に鋭い痛みを感じる。不意打ちなんで急所攻撃が乗って、20点と頑健セーヴでDC14どうぞ！
ゼクス ktkr!! 頑健セーヴは通した。
GM ちっ！！

GM ゼクスならヤレると思ったのにぃ〜〜〜ｗ

とはGMの談ではあるが、実はここから予想外の事態(長期戦)となった。理由はゼクス自身は実は自分自身を回復する術を持たないものの(呪文リストにはあるけど覚えていない)、ビストウ・カース¹、イル・オーメン²で敵の行動を大きく制限したからだ。ただ、を防御的発動もせずに敵の眼の前で発動するという大胆不敵な行動だったが…。これは敵の獲物がレイピアだった為、機会攻撃をされてもダメージは低い＝精神集中判定のDCが防御的発動のDCより低いという判断があってのことだったが、周囲からはかなり無謀に見えたらしい。ただ、こういったことをしたとしても、アネットの様な爆発的な火力も、エレオノールの様なほぼ必中である連射も、リリアナの様な即死コンボもないため、結局長期戦にはなってしまったのだ。

GM曰く、どんな敵にもそこそこ戦える脅威度サギのアネットやエレオノールと違って、強さが武器に依存していないので、こういった場面でも敵を嵌ると強い(“ダンシング・レディ”は一応CR7(どうみても脅威度サギです、本当にありがとうございました！)、暗殺者はCR8のローグ6・アサシン2)という話だった。ただ、敵を撃退した後も回復呪文を持ってない(正確には覚えていない)ので、仲間が来るまで死にかけていたのは内緒ｗ

ってわけで、来月はトロル退治だ！

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1. 強力な呪いを相手に付与する呪文。↩

2. 2回d20を振ってより悪い出目を採用させる呪文。↩