TRPG “自分だけ楽しければ良い”から抜け出すのは実は難しい - alternative dvamp's territoryにて、droptableさん質問を頂きましたので、回答致します。
【PathfinderRPGの場合】という言葉を補って、それぞれの質問に回答しています。
Q 不慣れなGMがすると、壊滅するのは当然のことで、何度もこういったことを通じて上達していくのでしょうか?
A 不慣れなGMだからといって、セッションしたら壊滅するのが当然ということはありません。時々、苦行主義の方がそういったこと(参加者がヒドイ目に遭うこと)を押し付けてくる場合もありますが、苦行主義は非常に不味いものですので、そういう意見は無視して良いです。ご質問の回答としては、【不慣れなGMがセッションをしても壊滅するのは当然ではない】【上達の方法は様々で壊滅しなければならないということもない】となります。苦行主義が何故不味いかは以下で詳しく説明されているので興味がありましたら、ご一読ください。苦行主義とは何か - xenothの日記
Q GMもPLも初めて、またはパスファインダーの経験が少ない時はGMがPLにキャラクターの動かし方や行動を教えなければならないのでしょうか? つまり、GMはPLよりも経験が豊富もしくはルールを熟読していなければなりませんか?
A そんなことはありません。prdj @ ウィキ - はじめににも書いてありますが、
パスファインダーRPGをプレイしている間、ゲーム・マスターはゲーム世界の中で何が起こったか、そしてプレイヤーはその出来事に対して何をするかを述べる。しかしそれは物語の“語り”とは違う。(後略)
ルールは君たちのものであるということだ。君はルールを君の思うように変更することができる。多くのゲーム・マスターたちはいくつもの「ハウスルール」をゲームに使っている。ゲーム・マスターとプレイヤーは一緒にゲームをしている者がみんな理解できるよう話し合うべきだ。ゲーム・マスターはルールの最終権限者ではあるが、パスファインダーRPGは経験を共有しあい、ルールが誤っているなら全てのプレイヤーに提供すべきだ。
というものです。あまりprdj上にはマスターについて詳細に記述されている箇所はありませんが、マスターとはどういうものか?については他のTRPGシステムと同様と思ってください。この辺りの記述が一番充実している国産TRPGはF.E.A.Rのシステムですので、もしより詳細を知りたい場合はそちらを参照していただければと思います。ご質問の回答としては、【GMはPLよりも経験が豊富もしくはルールを熟読している必要はない】となります。
Q 私は英語が苦手なので、dvampさんが遊んでおられるkingmakerの様な英語でページ数の長いシナリオを翻訳してから遊ぶのは難しいです。まだよく世界観などが分からないのですが、そういった場合に御勧めのシナリオはありますか? 出来れば短めのものが良いです。
A 翻訳しなくても良く、低レベル向けという意味でのオススメのシナリオは“久遠の炎の地下墳墓”があります。Amazonへのリンクを貼りますが、ペーパーである必要はないので、pdfで良ければpaizoで購入されると良いと思います。まだ楽しさを知らないので、無料が良いという場合は“陥落城の主”があります。“久遠の炎の地下墳墓”、“陥落城の主”共に翻訳テキストは4thcage内のこちらのサイトにありますので、ご参照ください。これら以外で短めのシナリオはpaizoにかなり低価格で豊富に揃っていますので、上記2つの後に、他の手頃なの…となったら、探してみると良いかもしれません。短めのシナリオはこちら。英語で書いてありますが、対象レベルが書いてあるので、ご自分のしたいレベル帯のシナリオを購入されると良いと思います。
Q 壊滅しない様に遊ぶ際にはどういった点に気をつければよろしいでしょうか?
A 悪意の少ないシナリオを遊ぶのが一番簡単で一番効果のある点だと思います。droptableさんがシナリオを作成する場合はこちらの記事でどういった点を工夫すれば良いか書いておりますので、一読ください。
dvampさん、ご回答ありがとうございました。
返信削除回答いただいた内容でもう一度遊んでみます。
droptableさん
削除私なりに回答致しましたが、不明点や気がかりな点があればコメント欄でいただければと思います。
よろしくお願い致します。