2011年8月25日木曜日

PathfinderRPG Player's Guide part.3

さて、前々回前回でどんな種族とクラスがあるのか簡単に紹介したわけだが、当然この中から好きなものを選べと言われても大抵の人は困り果ててしまうだろう。それはごく当然のことで、 Pathfinder RPG Core Rulebook には7つの種族11のクラスが掲載されている。組み合わせは単純計算で77種類にもなる。あなたのやりたい種族、やりたいクラスが既に決まっているというなら話は別だが、大抵の人は「どういう役割を担えばいいの?」と思うはずだ。

基本的に複数のプレイヤーと連携を取って遊ぶのが TRPG だ。つまり、 TRPG をするということは、パーティを組むことを前提としてあなたのキャラクターを作る必要があるということを意味している。そこで、ここではパーティにおける役割を紹介してみよう。

パーティの役割(戦闘面)

    • 所謂ダメージディーラーで、攻撃力が最重要。
    • 所謂タンク(壁)で、防御力や敵の移動を阻止する様な能力が最重要。
  • バフ
    • 所謂ヒーラーや回復役で仲間の傷を癒したり、仲間の能力を強化する能力が最重要。
  • デバフ
    • バフと反対に敵の能力の弱体化や行動を制限する能力が最重要。

パーティの役割(非戦闘面)

    • 感覚系を担い、索敵や周辺警戒の能力が最重要。
    • 知識系を担い、敵や呪文等についての知識量が最重要。
    • 対人系を担い、敵やそれ以外の存在との間の交渉の能力が最重要。
  • 魔法
    • 上に当てはまらない、または当てはまることを魔法で解決する能力が最重要(*1)。

パーティにはこれらの役割を担うキャラクターが少なくとも一人ずついるのが望ましい。もちろん、一人で複数の役割を兼務した方が、誰か一人が倒れても、即座に問題にならず、リカバリーがきくという意味でより望ましい。特に戦闘面と非戦闘面の兼務は作るのはそう難しいことではない。

ここにあげた8つの役割は基本的には各プレイヤーにクラスを割り振る形で分担するのが最も簡単である。それぞれのクラスは冒険で役立つ得意分野を持っており、その多くはここで分類した役割に活かすことが出来る。

Pathfinder RPG Core Rulebook には7つの種族11のクラスが掲載されている。この中から自由に選ぼうとするとなかなか難しいものだ。そこでまず、スタンダードであり、簡単な4つのクラスの運用について、紹介する。これらのクラスは複雑な能力も少なく、比較的扱うのも簡単だ。もちろん、あなたが Pathfinder RPG に慣れ、ルールを十分理解し、使いこなせる様になったなら、この4つ以外のクラスに挑戦するのは良いことだ。ただし、他のクラスはこれらのクラスに比べて制限や制約があったり、考えなければならないことも多かったりと少しばかり面倒だ。出来ればスタンダードなこの4つのクラスでそれぞれの基本的な動かし方やプレイングを体験し、それから他のクラスに挑戦すると良いと思う。

ファイター

  • パーティのにして
  • 殺到してくる敵を受け止め、後衛に向かわせないと同時に敵陣を切り崩すのが役割。

ローグ

  • パーティの
  • 〈知覚〉で危険を逸早く察知し、〈装置無力化〉で罠を取り除く。
  • また、特定状況下で発揮される急所攻撃でも担うことが出来る。

クレリック

  • パーティのバフ
  • 信仰呪文の使い手にして、回復と補助や魔法が得意。
  • 装備もそれなりに装備出来、や、【魅力】を活かし、も担うことが出来る。

ウィザード

  • パーティのデバフにして
  • 秘術呪文の使い手にして、敵の行動の阻害が得意。

もちろん、ファイターが【知力】を高くし、の役割を担うことも可能だ。が、一般的にファイターならにしての役割を期待されるので、矛と盾の役割を担いつつ、脳を担うのか、それとも盾を誰か別の人にお願いするのか、そこは相談することが必要だ。

*1 地面に走る数mの亀裂という障害を飛び越えるのではなく、空を飛行する魔法で回避するといったこと。

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