首ナイフについて、Twitter上で色々と意見が出ていました。首ナイフ問題についてはTwitterに面白い定義があったので以下に引用しますと。
そもそも、首ナイフは「人質のhpは10点」「ナイフの攻撃力は1d4点」とか定義されてて、「無防備な相手に攻撃でダメージを増やすルール」もない。これが前提。そして「GMのゴールデンルールの明記がない」ような時代に発生した命題。 #TRPG
自分にとって、首ナイフ問題と同時に連想されるのが、ガンダム系ゲームで原作のアムロ・レイの活躍を再現出来ないことです。ギレンの野望シリーズではアムロが乗ったガンダムは確かに強いですが、ビームライフル一発でザクⅡを撃破することは出来ませんし、ガンダム無双シリーズでも同じくビームライフルやビームサーベル一発では撃破出来ません。ガンダム系TRPGだと、先日遊んだGUNDAM SENTINEL RPG Outlaws Editionやガンダム戦記では誘爆のルールがありますが、それでもやはり再現は出来ません。リアルで考えると戦闘機はミサイルを喰らったら一発で落ちるので、それを考えるとビームライフルやビームサーベルで落ちるのは普通です。しかし、遊ぼうとすると、命中した瞬間にMSが壊れるというのでは非常にバランスが悪くなります。ギレンの野望シリーズの様に指揮官となって遊ぶものならまだしも、TRPGで前線で戦う一兵士を演じる場合は不向きです。
良くて誘爆で追加ダメージを与えるルール位なのかなぁと思っていたのですが、F.E.A.R.が展開したモブ(トループ)という仕組み、それを更に昇華させたD&D4thのミニオンという仕組みがこの認識をガラリと変えていきました。
モブ(トループ)というのは
シナリオ上での重要度は低いが戦闘に参加する程度のデータ的裏付けを持つ「雑魚キャラ」を表すキャラクター分類。複数人をひとかたまりとしてルール上1キャラクター扱いで処理できるのが利点であり、用語名もそこに由来する。データ的にもPCや重要なNPCに比べて簡略化されており、GMの負担を軽減する。
他にF.E.A.R.のモブ(トループ)は一部の特技を使うとモブ(トループ)を一撃で倒すことが出来る様になっていることもありました。これだけだと一撃でモブ(トループ)を倒す面子はモブ(トループ)を一撃で倒す特技を取る必要があります。
で、D&D4thのミニオン(雑魚)というのは
常にHP1、つまり攻撃が命中するだけで死亡する雑魚
これを採用すれば、特技を持たなくても良いし、カイが時々敵MSを一撃で倒すことの再現も可能になります。TRPGシステムも進化をしているので、以前あったこういった問題を解決する仕組み作りが進んでいるんだなぁと思っています。
首ナイフ問題に関しては、最近の多くのシステムで『無防備な相手に対しては一撃で死亡させられる』様になっているので、こちらも上同様にシステムの進化のひとつなのではないかと思います。
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