2011年10月2日日曜日

PathfinderRPG Dragon War Chapter 3 『Cursed Witch 呪われた魔女』

Dragon War キャンペーン第3回を遊んできました。前回までのお話は以下の通りです。

第1章(前編)
第1章(後編)
第2章

前回までのあらすじ

辺境に住む坊ちゃんとその仲間たちの少年少女は村の近くに潜む脅威を偶然遭遇し、そして、大人でも九死に一生を得る様な状況を運命の神の加護により、辛くも乗り越えたという感動巨編である。
ひょんなことから、村の近くにある隠された洞窟を見つけ、そこを探検してみると、最奥にて何らかの儀式を行っている場面に出くわす。わけが分からないまま傍観していると、儀式を行っていた覆面の男は姿を消し、儀式の行われたいた場所から見たこともない化け物が出現し、襲い掛かってきた。辛くもそれを撃退した一行は身体を休める為に村へと引き返すのであった。

今回の面子

シェリル エルフ・♀・メイガス1
筋力を捨てて、敏捷と知力を生かすエルフの期待の新星。打撃力と耐久力不足を痛感しているが、それを魔術の力を補おうとしている。
アーシェ ハーフエルフ・♀・クレリック1
パーティーの縁の下の力持ち。一応他にも回復手段はあるが、この人が倒れると厳しい。思考回路がエロい。
モリガン ティーフリング・♀・ウィッチ1(NPC)
パーティーの撃墜王、またの名をエース。
ゼクティ ドラウ・♀・バード1
何でも屋として、縁の下の力持ちその2。呪歌が今日も炸裂する!
シオン 人間・♂・ファイター1
両親共に敵前逃亡の後、行方知れずの為に周囲から敗北主義者と言われるただのHFO。

今回のお話

村へと戻り、身体を休めて、次の日になったが、そこには普段と変わらない光景が広がっていた。

『なんだ、大したことなかったじゃん』
『あの出てきた怪物が封印されていただけだったんじゃない?』
『子供にやられる程度の敵だなんてウケルー』

と調子にのる一行。一番調子に乗っていたのは前回マスターのシオンの中の人であったが(笑)。

何もないと祖父に勉強を命じられる暇なので例によって、例の如く秘密基地で屯っていると、なんだか急に村が騒がしくなる。

『やっぱりラピュタは本当にあったんだ!封印が解けて一大事だったんだ!』と思って、怒られ無い様にこれまた例の如くこっそりとその様子を伺ってみると、なんでも近隣の村で大変な事が起こっており、それを伝える使者がこの村に助けを求めてきたらしい。隣村のおじさんの弁では、2週間程前から村人が次々と倒れ始めたと言うのだ。それも病状は高熱を発症し、やがて肌が黒くなって死に至るという…。そんな話を聞いて、この村からは病を治癒することは出来ないものの専門知識を持ったクレリック(ネーナ 人間・♀)とその護衛数人で村の窮状を救おうという話になっている様だ。

冒険が俺を待っている!wktk!困っている人がいるのに放っておけない!』と思ったシオンくんは友達と連れ立って、近隣の村まで窮状を救いに向かうのであった。こんな時の為にいつも秘密基地には近隣で採取した木の実から保存食を常備していたのだよ!!


ってわけで近隣の村に向かうと、運良くワンダリング・モンスターとの遭遇もなく、無事村が見える辺りまで辿り着くことが出来た。ネーナさんに見つかると、即村に連れ戻されるので、とりあえず、別経路で進んできた。道中どうやってばれずに村の中に入るか相談してきたが、そんな相談は無に帰す事態になっていた。何故かというと、村の入り口の辺りに、背中に骨のみとなった翼を持つ四足獣型の骸骨であるアンデッド・モンスター(*1)が鎮座していた為だ!!

『あれやばくね?』
『やばいよね…』
『ブレスは吐けないんだよね?』
『そういった特殊能力はスケルトンにした際に失うから吐けないはず、後空も飛べないよ』
『とりあえず、入り口以外から入りましょう…』

ということで、入り口以外からこっそり進入するという話になる。そして、入り口にあんなものが鎮座していては、ネーナさんも入れなかったのだろうと推測したのでここら辺から大胆に動いていいんじゃないか?という話も出た。とりあえず、夜中を待ってこっそり(シオンは暗視も夜目も持ってないので他の人に手を引いてもらう)村へと進入し、村人から状況を聞き出すことに。村人たちも緊急事態ということで相手が子供だとしても素直に話を聞かせてくれ、大変助かる。

収集した情報から、村人たちも病の原因を探っていて、村の近くにある古い塔の廃墟に最近住み着いたと思われる魔女の存在が浮かび上がって来た。彼女が確認される様になった時期と病の発症時期が重なっており、かつ調査に向かった村人は誰も帰って来なかったので、村長をはじめとして、魔女の呪いが今回の病の原因だと残る村人たちは考えているらしい。また、村の入り口を守る背中に骨のみとなった翼を持つ四足獣型の骸骨は2ヶ月程前に新しく土地を開墾していた際に掘り出した骸骨に似ているとも言う。

とりあえず、村に居てドラゴン・スケルトン背中に骨のみとなった翼を持つ四足獣型の骸骨を倒しても根本原因の解決にはならないし、苦労して倒しても増援を出されても困る(*2)ので、先に塔に向かうことに決定する。

廃墟の塔
塔にはすんなり進入出来、調査してみると、ただの廃墟ではなく、なにやら最近争った跡がそこかしこに見受けられる。更に2階へと進むと更に上(3階?)から何かを叩くような大きな物音が響いている。2階の探索もそこそこに急ぎ3階へ続く階段を探すことにし、破壊された扉の奥の小部屋に3階へ続く階段を発見。隊列を整え、事前準備をしてから両開きの大扉を開けると、その向こうは大きな広間となっており、そこから正面に見える扉をオークがグレートクラブで叩いているのが見えた。その脇にはファルシオンを携えたオークが3体控えていた。

自分が身構えるより早く脇のオークたちが自分とシェリルに殺到すると、その攻撃の一発が当たり、手痛いダメージを受ける。ボスらしきオークはモリガンの邪眼で眠らせ、受けたダメージもアーシェのオーラで回復し、数ラウンドの攻防の末、こちらに死傷者を出さずに何とか撃退する。

魔女
眠っていたオークを縛り上げた後、聞き込みをしたが、話すつもりはないというので、仕方が無くヴァルハラに旅立ってもらった。とりあえず、ヴァルハラに旅立ってしまった方々の持ち物をこのまま放置するのも大変に失礼なので、持っていた飲み薬を手に入れる。オークが叩いていた両開きの扉の前に立ち、ディテクト・マジックの呪文をかけてみると、予想通り防御系の魔法がかかっていた。

聞き耳を立てて、中の様子を窺ったところ、何者かがいる気配はある。恐らくここで目撃された魔女だろうという事で意見の一致はしたが、ではどうするか?

色々意見が出された結果、状況から見てオークたちと対立していた可能性もあるので、穏便に話してみようではないかということになり、とりあえず、ノック&誰何の声をかけてみることに。

中から逆に誰何の声がかかり、こちらがどの村から来たのといった知っていることを簡単に説明すると、扉は内側から大きく開け放たれた。

扉がそこに立っていたのは黒いローブ姿の人間の女性だった。慌てた様子の女性を宥めつつ、お互いの目的や知っている事について情報交換をする(*3)。彼女の言葉をよく聞いてみると、呪いは彼女のせいではなく、村長がアンデッドを作る為に行っているのだという事が判明。

『俺たちはとんでもない勘違いをしていたんだよ!!』
『なっなんだってー!? それは本当(ry』

村が危ないということが分かり、さっそく村を救う算段を整える一行。とりあえず魔女さん(ニーナ・人間・♀・ウィザード4)はファイアー・ボールといった攻撃魔法を呪文書に書いていない&今日の魔法はほぼ打ち止め状態らしく、その代わりにこの廃墟で見つけたコンセクレイトのスクロールを2枚と軽症治癒の薬を2瓶&後で報酬を上げるという条件で村の危機をなんとか救って欲しいと依頼。こちらとしても依頼されちゃ断れないぜとばかりに依頼を即受けると、村に急いで引き返す。

変わり果てた村
村に戻ると、村は夜の闇の中、炎の列が魔方陣を描くように配置され、その中央に壮年の男が数体の骸骨を背後に控えさせ何かの詠唱をしており、明らかにおかしい様子であった。村の広場に駆け込むと問答無用で壮年のおじさんに切りかかる一行。しかし、壮年の男の見た目に反して、前衛二人の攻撃を食らっても、ぴんぴんしている始末。いつもは中衛のアーシェも突っ込み、コンセクレイトを発動させ、壮年の男のアンデッド・クリーチャーの創造や招来を封じる。

壮年の男『邪気が来たか!?』
PCs『そっくりそのまま返すわw』

アンデッド・クリーチャーの創造や招来を封じられた壮年の男は村の入り口に待機している背中に骨のみとなった翼を持つ四足獣型の骸骨を呼び寄せると、フィーンディッシュ・ウルフを招来し、1体は自分の壁にもう2体はアーシェへの攻撃要員とする。しかし、次のラウンドに敵の数を減らす為にアーシェ自身のダメージを癒すことを無視してのアンデッドへのダメージ形式での正のエネルギー放出で背中に骨のみとなった翼を持つ四足獣型の骸骨以外のスケルトンを失うと、後はずるずると形勢はPCたちの方へと傾き、背中に骨のみとなった翼を持つ四足獣型の骸骨のドラゴン乱舞フルアタックでシオンが瀕死になったものの、死傷者は出ずにすんだ。

次の日、病への治療薬を調合したニーナが村へ到着し、それによってまだ死に至っていなかった村人たちは一命を取り留めることとなった。壮年の男の遺体は事切れると見慣れぬ生物へと姿を変えた。ニーナによるとそれはドッペルゲンガーと呼ばれる人怪で、いつの間にか村長に成り済ましていたらしい。村長宅を調べるとそこから本当の村長の遺体が発見された。このドッペルゲンガーの真の目的は不明だったが、生き残った村人たちからは感謝を、ニーナからはお礼を得ることが出来たのであった。

*1 〈知識:神秘学〉には失敗して、〈知識:宗教〉には成功したので、何かのアンデッドであることまでしか分からなかった。
*2 支配出来るアンデッド・モンスターのHDには制限があるので、下手に倒して、術者に再度アンデッド・モンスターを製造する時間を与えると苦労が無に帰す為。
*3 全員魔女が呪文詠唱をしたらの待機宣言していたが(笑)。

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