2013年1月27日日曜日

PathfinderRPG Kingmaker 第10回『闇の胎動』

今回のシナリオは以下の公式シナリオです。

参加キャラクターたち

  • アネット ティーフリング・メイガス(剣盟、剣聖、魔狩)・♀・混沌にして中立
  • リリアナ ティーフリング・ウィッチ・♀・秩序にして中立
  • ローザ アアシマール・クレリック(運命、自由)・♀・混沌にして善
  • エレオノール 人間・ガンスリンガー(マスケットの達人)・♀・中立にして善
  • ゼクス 人間・オラクル(戦、二重呪)・♂・真なる中立

公式シナリオの為、ネタバレチュウイ!

ネタバレだぞ!

今までのあらすじ

オッス! おら、ゼクス! グリーンベルトで跋扈していた牡鹿卿を討伐した俺たちは男爵の爵位を剣卿から賜り、グリーンベルトの地に小さな国を建国した! 国を襲撃してきた巨大なアウルベアを討伐しようとした俺たちの眼の前に別の事件が起こっちまったんだ!

秘密カルトの胎動

AR4013年アーバダーの月1日(1月1日)。
先月悼ましい事件もあったことだし、新年くらいは皆で祝おうということで新年会。倉に仕舞われていたソーセージやワインを盛大に民衆に振る舞う。皆、大いに飲み、食い、歌い、踊り、そして騒ぎ、新年を盛大に祝った。

AR4013年アーバダーの月4日(1月4日)。
三箇日というものがあるのかどうか分からないが、まぁ新年を盛大に祝うわけだし、いいっしょと3日間騒ぎに騒ぎまくった次の日。アウルベアの追跡をするぞ!と旅支度をしていると、例によって、例の如く、防衛長官アキロスが申し訳なさそうにやってきた。

一同「……」
GM/“贖罪中の”アキロス「すまない。城下で(ry」
アネット「アキちゃん。私たちに任せておいてよ!!」

というわけで例によって、調査に乗り出す一行。

話を聞いてみると、新年の宴で賑わいを見せる中、新生児が誘拐される事件が発生しているという。アキロスの弁と、ゼクス、ローザの知識と件の事件を突き合わせると、どうやら憎悪、強奪、悪意のハグと寡婦の守り女神、ギローナの仕業ではないかと推測された。それも運の悪いことに、現在エターナルではハグと街中では噂されているエルガ婆さんを国政に関わってもらう為に毎月半分は都市に招いていた。噂には尾鰭が既に付いており、エルガ婆さんが子供たちを誘拐したのではないか?と言われているらしい。

ゼクス「それは早急に対処しないと不味いな…」
GM「いやぁ、既に悪影響は出ていて、社会不安度が1あがってますよ?」
ゼクス「アリエナス!」
エレオノール「でも、ヴァスケット王の部族に食料届けないと行けないんじゃなかったっけ?」
ゼクス「ぐぬぬ…」

リザードフォークの部族に届ける食料品を準備しつつ、部下を使い、先日の襲撃で寡婦となったものがいないか調査をしてもらうことに。怪しまれない様に見舞金を渡す為に調査をしている体にする。

調査の結果、先月の事件で寡婦となったものは10人以上おり、幾ばくかの見舞金を渡すと共にそれぞれの住所や状況を確認する。

AR4013年アーバダーの月5日(1月5日)。
寡婦にそれぞれ見張りを付け、動きを待つこと数日。何人かに怪しい動きありとの報告から寡婦たちの集合場所は街外れにある納屋と聞き、早速武装して、寡婦たちの現場を抑えることに。

AR4013年アーバダーの月7日(1月7日)。
翌日は集合しなかった為、翌々日。寡婦たちを闇に隠れながら暗視があって隠密の高い(といってもランクなし)のアネットが追跡し、そこから少し離れて他の面々が追跡するという形で寡婦たちを追跡する。追跡していくと、情報通り、街外れにある納屋に寡婦たちは入っていった。

エレオノールが扉の鍵を開け、納屋にこっそりと侵入したが、そこには誰もいなかった。しかし、エレオノールとローザの鋭敏な感覚が床に違和感を覚え、調べてみると床下に隠された縦穴を見つける。

床下にみんなで降りていくと、そこには机でバリケードを作り、徹底抗戦の構えを見せる女たちの姿があった。

ゼクス「アネット先生を先行させたのに!?」
GM「入り口に仕掛けられてた警報に気付かなかったからねぇ〜相手は準備万端だよ」
ゼクス「OKOK。じゃぁ、ゼクスはこう言うよ!『あなた方はこの国で禁じられている神への崇拝を実践しています。速やかに武器を下しなさい』とね」
GM/女司祭「我々は男性からの弾圧に屈することはない! ヤレ!!」
ゼクス「問答無用かよw」

敵は女司祭以外は民衆ということで、楽勝と思いきや実のところ、かなり苦戦した。

第一に敵の司祭が寡婦とバリケードの後ろに居る為、前衛の二人がダメージをうまく出せなかったこと、第二に女司祭は事前にバフしており、その影響でエレオノールの銃弾にミスチャンスが発生していたこと、第三に女司祭の放ったアンホーリィ・ブライトによって、善の来訪者であるローザが甚大な被害を受けたこと、第四に今までスペルキャスターの敵がいなかったので、油断があったとはいえ、女司祭の多彩なスペルに対抗手段が追い付いていなかったことと数えてみると結構こちらに不利な要素も多かったのである。

最終的に、一行は辛くも秘密カルトを撃破することに成功するものの、寡婦たちを全員捕縛する余裕もなく、数人の犠牲者を出してしまった。後でGMに聞いたら全員悪(アンホーリィ・ブライトでノーダメだったし)だったので、民衆とはいえ、施政者に反抗した悪は滅びる!ということにしておこう…。

AR4013年アーバダーの月8日から14日(1月8日から1月14日)。
後のことをアキロスたちに任せ、急いでヴァスケット王の部族へ食料を輸送。行きは食料の臭いを嗅ぎ付けたのか、野生の魔狼や狼の群れに襲われたものの撃退。ヴァスケット王に食料を渡し、今後の交流を約束し、急いで城へと帰る。ロイ・レズビンの街建築依頼と、ヴァスケット王への対応のどちらを優先するか悩まされる。

AR4013年アーバダーの月下旬。
帰還後、毎月のお楽しみの統治フェイズへ。

毎月の維持費を抑える為に、既にあるレストヴへの街道沿いに街道を併設、農地を開拓し、領土とする。国庫を開放し、術者の塔を建設する(例によって、ゼクス以外の為政者が色々言っていたけど、それはそれ、これはこれ)。街の職人が作った芸術作品が高い評判となり、遠い異国からもその芸術性を目当てに観光客が訪れ、国庫を潤した。

アウルベア追跡作戦発動!

AR4013年カリストリアの月1日(2/1)。
今月は誰も陳情に来ないことを確認してから出発。目指すは巨大アウルベアが逃げたという南グリーンベルトだ!

AR4013年カリストリアの月4日(2/4)。
野生のイノシシやヘラジカの群れと遭遇しつつ、南グリーンベルトを探索しているうちに、一行は丘陵地の最中に空いた大きな洞窟を見つける。入り口を調べてみると、洞窟の前の地面には巨大なアウルベアの足跡が残されており、ここに首都を襲撃した巨大なアウルベアが潜んでいる可能性があることを示していた。

隊列を組み、油断なく洞窟の中を探索してみると、なにやらキノコのたくさん生えた空間に繋がっていた。その空間の中は縦横無尽に蠅が飛び回り、腐敗した肉の臭いが濃密に漂っていた。ローザはその空間の奥に鎮座する人間大のキノコを見つけ、仲間に警告を与える。

キノコはシュリーカーとヴァイオレット・ファンガスであり、その生態からすると、この腐肉の充満している状況からわざわざこちらに攻撃をしかけてこないと判断。また、その先は三方に通路が続いており、シュリーカーを反応させずに先に進めそうになかった。そこで、その辺の石をシュリーカーに打つけて、背後の通路まで下がり、反応を見ると…。

シュリーカーの音に呼び出されたかの様に、三方の通路からがさがさと音がし、しばらく待つと、それぞれから大きな蜘蛛、植物の塊、梟熊が顔を出す。それぞれの怪物たちも他の怪物の存在に気付き、蜘蛛(ジャイアント・スパイダー)と植物の塊(シャンブリング・マウンド)はすごすごと頭を引っ込めた。残った梟熊(アウルベア)のみがこちらに近寄ってくる。

リリアナ「(置かれたフィギュアを見て)マスター、そいつ小さくない?」
GM/「ん? 大型だから小さくないよ?」

敵は協調していない様なので、各個撃破することにした一行はリリアナの必殺“まどろみ”からのとどめの一撃で、アウルベアを瞬殺。その勢いのまま、ジャイアント・スパイダーの棲家に向かい、予想以上の数の多さ(9匹も居たw)に辟易したものの、地力に勝る一行はこちらも少々の時間で殲滅。そして、そのまま次はシャンブリング・マウンドだ!と向かったところで事件が起こったのであった。

何故、あの時シャンブリング・マウンドに向かったのか?と言われると多分防御の構え(両手武器から片手武器+楯に装備変更)をすれば苦戦はしないだろうという思い込みに加えて、それまでが楽勝だったので、調子に乗っていたのだろう。

シャンブリング・マウンドの棲家には確かにシャンブリング・マウンドがいた。ただ、その身の中にセンチピード・スウォームを抱えていたが…。

一同「クソマスターwww」「ヒドーイ!」「それはちょっと…」
GM「だってそうシナリオに書いてあるしぃ〜!

といういつものお決まりの掛け合いは今回は冗談ではすまされなかったのであった…。例によって、アネットの高いACまでは届かないものの、ゼクス程度(と言ってもACは25ある)のACに対してはシャンブリング・マウンドの攻撃はほぼ期待値で当たる。そして、当たればそこからは“つかみ”→(抵抗出来るわけないじゃんwww)→締め付け&スウォームの群がり&毒のコンボを決められる。一方、シャンブリング・マウンドは植物の為、いつものごっつぁんコンボ(“まどろみ”→とどめの一撃)が使えず、苦戦する。

しかし、シャンブリング・マウンドさえ倒してしまえばアネット、リリアナのダブル・バーニンズ・ハンズが使える様になり、そこからはスウォームを一気に焼き散らした。えぇ、もちろん、ゼクスはそれまでに累計ダメージではコンプリート・デスしていたが。ただ毎ラウンド、ローザのエネルギー放出を貰っていたので、なんとかこの世に踏み留まったのであった。腹黒だけど、ローザちゃん、(アアシマールだけに)マジ天使!

その後、アウルベアが棲んでいたと思しき寝床でアウルベアの子供や巣に侵入した賊の遺体を見つけたり、洞窟の奥に隠れ住んでいたエターキャップを殲滅したりと洞窟を探索し尽くしてみたものの、巨大なアウルベアの姿はどこにもなかった。

何か情報は無いか洞窟を探った結果、アウルベアの寝床にあった賊の遺体の中に+2ロングソード、+2チェインシャツと明らかに他より良い装備を身に付けているものがあった。とりあえず、他の装備も含めてディテクト・マジックで調べた結果、その遺体の着けている指輪はリング・オヴ・ベスティアル・フレンドシップという魔獣に対してチャーム・アニマルが使える指輪で、但しこれは実は呪われておりチャーム・アニマルを発動してから数分後にチャーム・アニマルをかけた対象のサイズを一段階上げ、チャーム・アニマルを使った術者に対して激怒させるという恐ろしいものであった…。

そして、賊の懐からグリーンベルト一帯の地図が見つかり、エターナルの首都とこの洞窟の場所にマーキングされていることが分かった。どうやら先日の巨大アウルベア首都襲撃は偶発したものではなく、裏で糸を引くものが居る様だ…。この裏でゼクスとローザがアウルベアの子供を巡って、RP(ロールパン)を食べていたが、最終的にアウルベアの子供たちは保護することに。

洞窟を探索し尽した後、洞窟に生息していたモンスターたちとの戦闘で消耗していたこともあり、元を断つ為に帰ってくるであろう巨大アウルベアを討伐する為にもこの日は洞窟にて休むことにした。

しかし、翌朝になっても巨大アウルベアは帰ってこず、南グリーンベルトを更に巨大アウルベアを探して探索することにしたが、統治フェイズの期限までに見つけることが出来ず、今月の統治を行う為に首都に帰還することに。

AR4013年カリストリアの月下旬。
先月に引き続き、街道と農地を拡大。再び国庫を開放し、術者の塔を建設する(例によって、BP残り4にした結果、前回にも増して、ゼクス以外の為政者が色々言っていたけど、それはそれ、これはこれである)。先月建築した術者の塔から算出される魔法の品々が莫大な利益を国庫に齎し、ゼクス以外の為政者からの罵詈雑言が減る。

続・アウルベア追跡作戦発動!

AR4013年ファラズマの月1日(3/1)。
アウルベアの襲撃がない為、表立って民衆の不安が発露されることはないが、襲撃者が未だ討伐されていないというのは民衆にとっては見えない恐怖の様なものだ。速やかに討伐しなければと決意を新たにしていると、遠くレストヴから勅命が届く。何でもトロルの集団が南グリーンベルトに巣食っているという情報がレストヴに届いたらしく、速やかに排除しろとのこと。もちろん、国といっても独立しているわけではないエターナルがこの勅命を断れるわけもなく、アウルベアだけではなく、トロルという新たな問題を抱えることに。【わーたいへーん】

ってわけで、今月も南グリーンベルトへと向けて探索に繰り出すのであった!

AR4013年ファラズマの月9日(3/9)。
道中、タズルワームの群れやウィスプと遭遇しつつ、探索を続けていた一行はとんでもないワンダリング・モンスターに出会ったのであった!

そう、それはワイヴァーン! 野外で出していいモンスターじゃねーだろ、こらw と思ったけど、これはシナリオ通りだそうで、海外の恐ろしさを実感したw

いつものごっつぁんコンボが効かないので、足止め袋使って叩き落した後はフルボッコして終了。被害は毒で【耐久力】ダメージを喰らったゼクス位で、それもレッサ・レストレーションで治療し、探索を続けると遠くからがなり声が聞こえて来た。

そちらに慎重に近寄ってみると、ヒル・ジャイアントがいた。それも一人。トロルもアウルベアも見つからないので、話をしてみる価値ありと判断した一行はコンプリヘンド・ランゲージズを使った後に、交渉してみることに。

最初はあまり好意的ではなかったが、こちらの手に酒樽があると知ると、非常に友好的になった。

ムンガク

彼、ムンガクからトロルのアジト(実は彼らの集団に混ざろうとしていたらしい)や巨大なアウルベアが森に向かったこと等の有力な情報を得ることが出来た。

森のことならドライアドのティレシアが知っているに違いないと考え、今月も一旦統治を行う為に首都に帰還することに。

AR4013年ファラズマの月下旬。
先月に引き続き、街道と農地を拡大。再び国庫を開放し、術者の塔を建設する(例によって、BP残り10にした結果、前回にも増して、ゼクス以外の為政者が色々言っていたけど、それはそれ、これはこれである)。先月建築した術者の塔からさらに算出される魔法の品々が莫大な利益を国庫に齎し、ゼクス以外の為政者からの罵詈雑言が減ると思いきや、チート、チートと言われるのであったw また、賊が国内に発生したが、“貴族なのに傭兵をしている”カステン、“贖罪中の”アキロスの尽力により、被害が出る前に撃滅する。

ってところで、以下次号!

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