2013年1月6日日曜日

PathfinderRPG Kingmaker 第5回『牡鹿卿討伐!』

今回のシナリオは以下の公式シナリオです。

参加キャラクターたち

  • アネット ティーフリング・メイガス(剣盟、剣聖、魔狩)4・♀・混沌にして中立
    《デルヴィッシュの舞い》とブラック・ブレイドでパーティー最強の矛&楯を兼任する。しかも、魔法まで使えちゃうというそれなんてボクが考えたスゴイキャラクターですか?状態w
  • リリアナ ティーフリング・ウィッチ4・♀・秩序にして中立
    直接手を下した数はゼロなものの、アシストというか起因の数は間違いなくエース級!(まどろみないと倒せなかった敵多数)
    今日も今日とて呪術が唸る!!
  • ローザ アアシマール・クレリック(運命、自由)4・♀・混沌にして善
    敬虔な神官なものの、腹黒いことを秘密裏に行うエロイ人w
  • エレオノール 人間・ガンスリンガー(マスケットの達人)4・♀・中立にして善
    マスケットを持っていたものの、赤貧生活の為、今まで弓を使い続けていた可哀想な人。
    今回は銃が火を吹くか?
  • ゼクス 人間・オラクル(戦、二重呪)4・♂・真なる中立
    見た目は戦士!頭脳は一般人!の戦の神秘(本人はエイローデンと言っている)に魅せられた男。
    中途半端な戦闘能力と中途半端な信仰呪文能力の保持者。

公式シナリオの為、ネタバレチュウイ!

ネタバレだぞ!

勘違いで塗り替えられたボクたちの予定

GM「ごめんごめん、今まで見ていた部分が間違っていたよ」
一同「へっ?」
GM「ほら、トロルとかの人型生物結構退治してたじゃん? で、その時のお宝表を振っていたと思うんだけど、参照するべきなのは相手の脅威度なのに、間違えてみんなの脅威度を参照しててさ」
アネット「つまり、トロル退治したのに2とか3とかの財宝表を見ていたと?」
GM「ごめーんねっ(テヘッペロ)
エレオノール「(身を乗り出しつつ)で、その分は今もらっていいの?」
GM「牡鹿卿の砦に隠されているってことにするんで、次回のシナリオ開始時ですねー」
エレオノール「今欲しい!!」
GM「ほらっ今急にお金持ちになっちゃうとモチベーションがね? ほらっ?」

何を隠そう一行は既に4レベルになっているのに所持品はなんと、2レベルと3レベルの間程度しかないのである!!w ヒドイよ、マスター!!w
それも確認したら、基本的にシナリオで用意されている財宝はほぼ取尽しているというのだから、驚きももの木20世紀である。
その後色々と交渉した結果、ある程度の消耗品を今回購入&消耗しても牡鹿卿討伐後のセッション開始時には計上しないという温情処置?をしてもらう。この処置を聞いて、エレオノールがマスケットの達人になったことは言うまでもない?w

牡鹿卿討伐計画!

デズナの月12日〜13日(5/12〜5/13)。
アキロスとカヴケンを連れて、エラスティルの神殿を目指す。人数も増えた為か?野生生物に襲われることもなく、1日を過ごす。翌日、エラスティルの神殿に到着。護っていた熊はカヴケンに手を出さず、カヴケンが何やらすると、苔生した神殿は神像の時と同様に清浄化され、辺りに清浄な空気が満たされる。また、神殿を護っていた熊は老人へと姿を変えた直後に塵となって風に散っていった…。最後は安らかな笑顔であった。アキロス、カヴケンとここで別れて、一路牡鹿卿の砦に向かう。

アキロスより、砦の人員構成、配置、見取り図を聞いていた一行は裏口から侵入することも、正面からこっそり侵入することも難しいと考え、ノックの巻物で強引に正面から攻め込み、分散配置されている敵を各個撃破する作戦(という名の万歳突撃)を立てる。

牡鹿卿討伐作戦!! そして、倒れる浮沈艦!!

デズナの月14日(5/14)。
砦の傍まで近寄ると、確かにアキロスの言っていた様に3つある櫓台には見張りが立っており、それぞれが鋭く周囲とお互いに注意を向けていることが分かった。

明るいうちに行ってもムダと悟り、夜闇を待って近寄ることにする。夜になり、全員騎乗したまま、砦に近づくと、その姿に気付いた見張りから誰何の声をかけられるが、ゼクスの高い魅力に物言わせた〈はったり〉(アキロスの振りをした)で誤摩化すことに成功する。着ている鎧が違うとかは、人間なら夜闇の中で相手の鎧を識別するのは難しくね?ということで判定ペナルティはなかったw 砦の門の近くまで来ると、買っておいたノックの巻物をリリアナが読み上げ、門は軋みながら強引に開いた。門が開く迄の間に他の面々はバフ(シールドとかプロテクション・フロム・イーヴルとか)をして待機する。

GM/見張り「なっ…アキロス様ではない!? てっ敵襲!!」

事態を漸く把握した見張りがそう叫ぶものの、時既に遅し。一行は馬から飛び降り、砦の内部へと侵入するのであった。

砦内に真っ先に走り込んだアネットは門の奥に立っていた山賊を一太刀で倒し、エレオノールは銃弾は勿体無いとばかりに不慣れな弓1で櫓に立つ見張りに射かけ、即座に黙らせる。他の面々は櫓から射かけられない場所である砦の広間目指して一気に駆け込む。次々と現れる山賊を時に切り伏せ、時に矢衾にしていると、広間の横に造られた格子戸が跳ね上がり、中からアウルベアが這い出して来た。

GM「一番近くにいるのはアネットね…。(コロコロ)よしっAC26まで当たり!!」
アネット「ハズレ」
GM「えっ?」
アネット「今回の成長でAC23まで上がって、そこにシールド使っているから27よ、今」
GM「な ん で す っ て ! ?
ゼクス「きたないさすがけんせいきたない」
GM「あぁ〜もうゼクス! あんたおとこなのになんで後方にいるの!!」
ゼクス「おれこれでも全力で移動しているんですけど…2

アウルベアの攻撃がアネット相手にはほぼ命中しないとは言っても高いHPに加えて、この狭い空間で暴れられると困るので、次のラウンドにはまどろみで寝かせ、とどめの一撃で排除する。そうこうしていると、透明化していた男が突如として現れ、アネットに急所攻撃をしかける!! アネットの高いACは【敏捷】ボーナス頼りだった為、不可視状態からの一撃は見事にアネットを捉えるものの、一撃ではさしものアネットも倒れない!! 離脱しようとする男にアネットとゼクスの剣が逃がさないとばかりに振るわれ、男は倒れ伏した。

一方、他の山賊たちはエレオノールが矢を射かけ、一人また一人と倒して行く。そうこうしていると、砦の2階からずしんっずしんっという足音とともに獣じみた筋肉で覆われた大柄な男が駆け下りて来た。

ゼクス「そいつの筋力どれくらいあんの?」
GM「激怒したアキロスよりあるよ」
ゼクス「そっかぁ〜是非共我が国(まだありません)に欲しい人材だな…」
ローザ「でも、彼はアキロスと違って残忍な山賊よ?」
ゼクス「惜しい…実に惜しい……リリちゃん、ヤッてしまいなさい!」
リリアナ「はーいってことでまどろみ!」
GM「(コロコロ)判断上げてたんだけどなぁ…残念…」

高い筋力(後に20あったと判明)を使うことなく眠らされた大男はとどめの一撃用に持っているゼクスのグレートアックスでとどめを刺される。幹部2人を1分足らずで仕留めたところで、ついに砦のボスである牡鹿卿が現れた。

が…。

GM/牡鹿卿「貴様ら、よくもわしの砦に侵ny……おえぇぇぇ!」

なんか出てくるなり吐いてるんですけど、この人3

その隙を見逃さず接近するアネット! しかし、口元を荒々しく拭いながら、牡鹿卿は不敵な笑みを浮かべる。

GM/牡鹿卿「バカめ、死ねっ!」

牡鹿卿は自らの兜に触れ、短く何事かを呟くと、鹿の骨を組み合わせて作られたと思しきその兜がぼんやりと輝きだす。

GM/牡鹿卿「おぉ、見える、見えるぞ! 私にも貴様の急所がっ!!(コロコロ)AC21まで、但し直感回避がなければ挟撃扱いになりますよ!」
アネット「えっ?」
GM「えっ?」
アネット「えっ?」
GM「だってそうシナリオに書いてあるしねぇ〜! 私もこういう対策めいたことは不本意なんだけどねぇ〜仕方がないよねぇ〜そうシナリオに書いてあるしぃ〜
アネット「ヒドイw」

もちろん命中し…。

GM「えっとダメージは(コロコロ)…25点ね」
アネット「ちょっと、GMいくらなんでも振り過ぎじゃない?」
GM「えっ? 急所攻撃で+3d6しているだけよ?」
アネット「ちょっとww」
GM「だってそうシナリオに書いてあるしぃ〜!
アネット「きたないさすがかいがいしなりおきたないw」

先程急所攻撃された分が若干残っていたので、アネットはこのダメージで倒れてしまう!

GM「来た!! これでかつる!!」

今まで無双状態のアネットが倒れたことで、俄然モチベーションの上がるGM。最低だなw

しかし、牡鹿卿の無双もそれまでだった。続いて牡鹿卿に近寄ったゼクスは元々【敏捷】ボーナスがなく、鎧でACを確保していたことに加えて、牡鹿卿(GM)の出目も振るわなかった為に命中せず、リリアナのまどろみ&ハロウ・カード投入による振り直しを通せるはずもなく、そこで勝負はついた。

その場で眠りについた牡鹿卿は真横まで移動していたゼクスのとどめの一撃を食らい、そのまま永遠の眠りについたのであった。

牡鹿卿を討伐すると、残った山賊たちの士気は挫け、全員降伏し、ここにグリーンベルトで猛威を振るった牡鹿卿の山賊団は討伐されたのであった。

その後、山賊たちを捕縛していると、その中にカステンから依頼のあったファルグリムを見つける。また、砦の中を探索すると、地下に気が狂った老人が監禁されているのを見つけた。

ゆっくりと話を聞くと、どうやら彼はかつて山賊団の頭であり、牡鹿卿の父親でもあったとのこと。そして、早くに妻を失った彼は、牡鹿卿を子供の頃から虐待し、やがて牡鹿卿が長じてからは復讐として、ここに監禁・虐待されてしまった様だ。

元とは言え、山賊団の頭であれば、やはり犯罪者は犯罪者。他の山賊と一緒に捕縛し、レストヴに送ることにする。

また、ナグラの居た場所の奥には牡鹿卿が収奪して来た品々が大量に保管されていた為、砦に残された馬車に財宝や山賊たちを積み込み、砦をあとにした。

討伐報告 と 爵位の授与

デズナの月16日(5/16)。
ネトルの渡しに寄ると、前回同様に水死体が立ち上がる。

ゼクス「貴様の敵は討った! さぁ安らかに眠るがいい!」

そういって牡鹿卿の死体(ジェントル・リポウズ適用済)を川に放り込むと、ネトルは手にしていたランサーを深々と突き刺し、一つ頷いてから、牡鹿卿の死体と共に川に沈んでいった。そしてあとには、ネトルが手にしていた槍のみが川に浮かんでいた。

デズナの月18日(5/18)〜。
オレグの交易所に帰還。ファルグリムをカステンに引き渡す。剣卿に牡鹿卿討伐の報告を行う為、山賊たちを引き連れて、レストヴに向かう。

デズナの月21日(5/21)。
レストヴ到着。夜も遅かった為、宿をこの日は山賊たちを引き渡すことと、牡鹿卿討伐の報告のみで休む。

デズナの月22日(5/22)。
翌朝、剣卿の館に招かれるものの、剣卿への謁見もない簡素なもので、領土建設の許可を代理の者より言い渡されるのみだった。貴族政治に詳しい(但しパーティーの中ではだが)ゼクスはこれがブレヴォイの国内有力貴族らに配慮したものであることを推測する。

サーレンレイの月1日(6/1)。
晴れてブレヴォイの男爵となったゼクスは、仲間たちとともに新たな街を作るべく、資材を満載した馬車とともに牡鹿卿の住んでいた砦跡へと向かった。

というところでKingmaker第一部(1冊目)完!


  1. マスケットの達人になったことで、マスケット以外に習熟していない状態になった。

  2. オラクルの呪いで足萎えを取得していた為、基本移動速度が20ftに低下しており、更にそこにフル・プレートを着ているので15ftしか移動出来ない。

  3. 正確にはGMから昨夜からの飲み過ぎで酩酊しており、攻撃ロールにペナルティを喰らっているとのことでした

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